こどもの異常!?親とこどものコミュニケーションの謎
こんばんは。
今週の無茶な過ごし方に完全にペースが乱されてパン屋になることをあきらめました。中川がお送りしております。
今日はちょっと抽象的ですが、世間とズレているかもしれない自分の考えを深く紹介し、もっと今後の方針をはっきりさせようといった内容です。
最近よくTwitterを見てくれている方がいます。
。。
これを見て、本当に「よく見てくれてるなー」「ちゃんと伝わっているなー」と、思いました。
きっともとから知っていたことではなく、僕があげた内容をちゃんとよく読んでくれて、そして自分の中でわかりやすい言葉にして吸収している。
こちらにとっても整理ができて大変ありがたいです。
言いたいのは親子のコミュニケーション
総じてここに尽きると思います。
これって言葉にすると簡単ですが、話し合いをするとかそういった問題ではなく、もっと先。
赤ちゃんと親になったばかりの方のコミュニケーションです。
いままでそこがどれだけ重要なのかについて、「愛着」というなんとなく曖昧な言葉が述べられてきていましたが、それがどういった効果をもたらしているのかはハッキリとしていませんでした。
「愛着」というと、心の問題なのかと思いがちですが、「愛おしい感情を持った興味」という風に解釈しています。その人が好きで好きで、だから何を考えているのか知りたい。そして自分のことも知って欲しい。そういった感情のこと。
産まれながらにして赤ちゃんはそういった感情を持っています。
きっと、お腹の中で唯一はっきりした感覚である聴覚を働かせ、お母さんの声を聞いていた。それが外に出てきて、やっと目の前に会えたのだから、その人がどんな顔をして、どんな動きで、自分にどういうことをしてくれるのかが気になって仕方ないんじゃないかなと。
赤ちゃんのそんな気持ちを汲んで、一緒に寄り添ってあげる。
それが一番大切なのです。そういうことをずっと言い続けています。
自分のできることは、こどもの育て方を教えることではない。
大切にして下さいと、子育てを押しつけることでもない。
やり方はそれぞれ。そこは赤ちゃんと親が決めていけば良い。
でも、こどもって、赤ちゃんって、もっと楽しい存在なんだよと知ってもらうこと。たしかに手はかかるし、何考えているのかよく分からないし、もしかしたら自分の人生で、足手まといになったり、迷子になったりもする。
でもこどもに関わることで、自分のことを見つめ直すことができたり、一緒に遊ぶことで体を動かすきっかけになったり、困ったときに助けてくれたりもする。
そのためにはもっと見方を変える必要があると思う。
こうしなきゃ、ああしなきゃ。これができないからダメ。
そういったことは、途中結果では分からない。常に少しずつ考えながら、共に歩んで行ければきっと間違いはない。
親の子育てが悪いわけでは決してないが、こどもの「発達」の問題が、こどもだけの問題に捉えられることが多いような気がして、今日は悶々とした1日を過ごしました。
明日からまた頑張りましょう!!
中川将吾
小児整形外科専門ドクター