登山
こんばんは!
今日は待ちに待った筑波山登山の日でした。
4歳になる年少の娘を連れて行っていました。娘は登山2回目。筑波山は初です。前回は昨年、お隣の宝篋山に登ってきました。その時は半分くらい歩いて後は抱っこで。帰りはほとんど抱っこでかなりしんどい思いをした記憶があります。
筑波山は877mという高さはそんなにないですが、百名山の1つに数えられる由緒正しき山であり、なめてかかるとかなり大変で、毎年救助者が出たりもしています。ガチの登山です。
ことの発端はクラウドファンディング「心臓病のリハビリ専門家が本気で支援!趣味や仕事の復帰を"リハ活"で支えたい!」での支援を行ったことです。
この活動を応援したいと思い、クラウドファンディングの先輩として、支援意外にもいろいろと相談されたことがありました。
その中で、「筑波山登山のお手伝いをします権出してみれば?」と提案したのですが、なんとその権利への支援者が他に出てきませんでした。完全な失敗アドバイスです。
そのままにしておくと申し分けなさ過ぎるので、自分で支援のリターンに選択し、この度登山を実現することとなりました。
なんとガイド付きの登山。登ったことは何度もありますが、ガイドさんがつくのは初めてです。
コースは今回こんな感じでした。
筑波山神社
↓迎場コース(1.6km)
つつじヶ丘登山口
↓おたつ石コース(1.8km)
弁慶茶屋跡
↓白雲橋コース(??)
女体山頂
↓山頂連絡路
御幸ヶ原
あらためて見るとけっこうなコースで、全行程4km超もありました。
9時半出発で帰りが16時半。そのうち実に5時間くらいは山登りをしていました。こどもたちにとってはかなり大変ですよね。
そんな登山は実際のところどうだったのでしょうか。
①出発〜つつじヶ丘登山口まで
筑波山神社横、以前おせわになった江戸屋の脇を抜けて登山道へと向かいます。まだまだみんなウキウキ。久しぶりの体験にいろいろなところに目が行くためなかなか進まず足止めばかりでした。
植物や虫、川の中のカニまですべてが珍しく、これはこれで良い体験です。
この登山道は高低差がそれほどなく、ダラダラと続く山道です。階段も多めで岩場はほとんどありませんでした。
途中ガイドさんから歩き方のコツをおそわり、なるべく脚を高く上げずに省エネ歩きをしながら進みました。
1時間半くらいで着くはずが、予定を大幅に超え、到着したのは12時でした。
②つつじヶ丘登山口〜山頂まで
途中で足止めを何度もくらい、すでに心が折れかけていたためここで引き返すのもありかと思っていました。実際みんなそんな空気だったと思います。
つつじヶ丘駐車場周辺には昔はテーマパークの様な遊ぶ場所がたくさんありました。バブル崩壊後、登山客の数が減少し、以前のような活気がなくなりいつしかそれらの営業は終了していました。
しかし、コインで動く乗り物などはそのまま残されていて、こどもたちは興味津々。一気に元気を取り戻していました。
軽くパンやおにぎりで栄養補給を行い登山再開。
ここからはさらに斜面が険しくなります。岩場も増えます。
その時どこまで行けるのか覚悟をしていました。
「もしかしたら途中から全部抱っこになってしまうんじゃ・・・」
そんな風に考えていました。
しかし、岩場を前にして、、、、。
急にこどもたちは生き生きとしてきました。
我先にと登り始めます。夜間に降った雨の影響で手足を真っ黒にしながら、滑る岩場を果敢に登ります。
おいおい、さっきまでのやる気の無さはなんだったんだ。
そうです。大人の感覚で物事を決めていてはいけなかったのです。こどもたちはやる気さえあれば元気が出てきます。楽だからと言って、単純な階段上りの登山道ではやる気が出ません。
できるかどうかの岩場を前に怖いなんて思いません。全力で進みます。
最初は上手く登れなかったとしても、何度か挑戦するうちに足のかけ方やタイミングのとり方、体の引き上げ方が上手になってきます。
大人たちもびっくり。なんと頂上まで登り切りました。
③山頂〜下山まで
久しぶりの筑波山山頂。今回は女体山頂です。
ここは周りに山がなく、山頂に木々が生えていないため見晴が抜群です。
これを見ると、登ってくるときの疲れを忘れてしまいます。岩場の上に立って記念撮影。ステキです。
その後は下の広場まで降りて昼食。このとき15時を回っていました。お腹もペコペコ。ホットサンドとコーヒーがものすごく美味しく感じました。
帰りは歩かずにケーブルカーで筑波山神社まで降りました。
汗だくの体を癒しに筑波山温泉へ。
帰りの車の中ではこどもたちは爆睡するだろうな、、、と思ったら、YouTubeを見ながらまだはしゃいでいました。体力あります。
山登りを通してこどもの成長を垣間見ることができました。向き不向きはありますが、親子での登山は是非オススメです。
親子登山イベントなどを今後も考えて行きたいと思います。
中川将吾
小児整形外科専門ドクター
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