ぼくと公務員
こんばんは。中川です。
小児整形外科医をやりながら産前産後ケアを応援するクラウドファンディングを運営しています。
まずは恒例の近況報告です。これまでに多くの支援が集まっております。中盤に入り、少し勢いは衰えてきましたが、現時点(4/4、23時)で、総勢247名の方に支援していただき、3,003,600円が集まっております。
ついに300万円を突破しました。これはものすごいことです!!
引き続きよろしくお願いします。
さて、知っている人、知らない人がいるかと思いますが、自分なかがわは少し前まで公務員でした。県立病院の講師をやっていたので、県職員ということですね。
これも知ってる人は思うことですが、
「なんて似合わないことを・・・」という感じでしょう。
自分でもそう思っています。
もともと、医師の職場というものは大学に所属していた場合、医局(事務所のようなもの)の指示に従って職場が決まります。全体のバランスを考えて、ちょうど良い具合に配置するんですね。
その関係で少し手薄な場所に、リハビリがメインで、小児もできそうなやつということで自分に役目が回ってきました。
自分の中での職場の希望はと言うと、
①綺麗なこと
②近いこと
これが最優先です。その点この前まで勤めていた医療大は、①はまぁまぁですが、②は少し不満でした。30分以上かかるところは時間の無駄です。よくもまぁ、あんなへんぴな所に作ったものだと。
病院としては良いところですが、その組織やシステムに関しては完全に時代の流れに乗れていません。これは全国の自治体病院すべてに当てはまることなのかもしれません。
なにをするにも会議と書類がついて回ります。そして、その結果なにも変わらない。なんだったんだあの時間は・・・。ということが山ほどありました。途中から思考停止でよく覚えていません。よく3年近くも続きました。
しかし、これから先、小児の福祉事業を行うとなると、自治体との協力体制が欠かせません。そこをどうやって上手な人にやってもらうかが鍵になりそうです。
今日お話した、昔の同僚で今は保健師をしている人がいます。仕事ができる人で、色々と苦労しながらも新しいことを始めていました。その内容はとても役に立つもので、その地域に住む人のみならず、他の地域にも応用のできること。
しかし、公務員という体制に疲れており、退職も考えていると。。。
自分も同じ様に思っていたので、もったいない気がします。
本当に『経営』という考えのない組織なんだということをつくづく実感しました。なにより大切なのは、働いている人。働きたくなる環境だと思います。
そこに多くの税金が無駄に使われていることをわかっていない自治体は、これから人口減少、情報化社会が進むことで、さらに選ばれなく鳴るのではないでしょうか。
今日はそんなことを思いました。
では、残り11日。がんばりましょう!!
中川将吾
小児整形外科専門ドクター
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