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小児セラピストたちへ(第二弾)
こんばんは!
今日あらためて発信した過去記事がちょっと反響ありました。
小児整形外科というマイナーな専門家がバタバタと動いていますが、そこにもちゃんと役割がある。それは全国にいる小児セラピストたちがもっと働きやすくなること。そしてその人達を応援し、より多くの仲間を集めること。
今日はその内容をもっと具体的に説明したいと思います。
必要な3本の柱
①臨床、②研究、③教育
医療という学問の目指す方向は大きくこの3分野に分かれます。
その中で自分の果たせる役割を明確にしていくことが、これから新しい分野を盛り上げていくために必要だと思っています。
①臨床での役割
もちろんこれからできるクリニックで行うことです。
これまで行われてきた、数十年同じことを繰り返している小児に対するリハビリテーションをなんとかして変えていきたい。そう思っています。
具体的に言うと、リハビリと成長発達の境界をもっと明確に、セラピスト以外の目で見て客観的に判断し、リハビリ自体の効果を最大限にするための方法を検討すること。
病名に対して行うリハビリテーションではなく、その子の病態や能力、予後や成長段階を判断し、最適な方法を選択して行うことが必要。そこには手術、装具、リハビリ、運動器の成長発達までを含めた知識と経験を持ったドクターが必要になってきます。
国内外で行われている最新の様々な研究結果も取り入れ、常に新しいやり方を模索していきます。
②研究での役割
臨床のみを行っていてはこの分野の進歩はありません。それこそ今まで数十年止まってきた医療の歴史をまた繰り返すことになります。
そのため、研究の分野にも積極的に参加していきます。
スタッフの大学院進学などを考えています。なんなら医学部進学もありです。それが実現すれば学費出しても良いかも。
大学院と協同研究を行い、リハビリのこと。赤ちゃんのこと。胎児とお母さんのことなどをやっていきたいです。
自分の目指すクリニックは赤ちゃんが来て、成長し、その間に兄弟が産まれ、親も子も、家族みんなが健康を目指す場所になる予定です。
対象となる年代や患者層をしぼることで研究のデータが集まりやすくなることを狙っています。そして継続したデータが得られます。
小児病院などではこどものデータは集まりますが、そこにお母さんも入ってくるとなかなか難しいのではと思います。そこを実現しに行きます。
③教育での役割
日本全国。これは小児に関わらずですが、多くの優秀なセラピストたちがいらっしゃいます。
その方たちに声をかけ、いちクリニックが教育機関の様に成長できる場となる仕組みを作ります。分野はそれこそなんでもありです。小児だけでなく、整形外科だけでなく。関節部位や疾患毎。そしてスポーツや医療の外で活躍している方など。
それらを交えた継続的な勉強プログラムを作成し、外部講師を呼び、総合病院に負けない経験が積める場所を目指します。
他にもセラピストには積極的に経営に参加してもらい、院内の新しい取組や地域とのつながりの形成に関わってもらいます。他のスタッフや地域の方々に頼られる存在になることで仕事に対する意欲も湧いてきます。
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