スタッフのために考えるクリニックシステム
こんばんは!
クリニックの採用予定スタッフたちによる意識の高いミーティングが始まりました。初回から院長たじたじでした。
いかに細かいところまで考えて動くかは、1人1人の意識の違いによります。
院長(Hospital director)の仕事は診療の方向性や理念についてをあらかじめ大きく示しておいて、あとはまわりがやりやすく仕組みを整える事だと思います。なので、そこの部分の取組を今日は紹介したいと思います。
システムはスタッフ目線で考える(会計編)
何度か登場していますが、当クリニックの会計システムは完全キャッシュレスで組んでいます。そんなクリニックは聞いたことがありません。あるのかな?
完全と銘打っているので現金はnoです。置きませんのでおつりはありません。
その代わりクレジットカードだけでなく、交通系のICカードやiD、QRコード決済なんかもほとんど対応しています。
このシステムを入れるのはお金の管理という、無くても良い業務を減らすためです。会計がまとまれば、あとは患者さんが支払方法を自由に選んで決済だけ自由なタイミングでしてもらう。そういう風に出来ています。
現金を数えることもレジの締めも必要ありません。
ただし、停電時は弱いのでそのときは休診にするか全てボランティアにしてしまいます。
システムその2(電話編)
電話を置きません。
いや、ないわけではありませんが、奥深くに埋もれていて音が鳴るまでどこにあるのかわからないくらいが理想です。
受診するのかどうかも分からない電話対応をしているより、目の前にいる患者さんを大切にし、その方たちに接する時間をとって欲しいと思っているためです。
この試みも上手くいくのかわかりません。どうしても電話をして自分の状態を知って欲しい人がいるとすれば、いますぐ来て下さいとお伝えしたいと思います。
システムその3(カルテ記載編)
カルテは誰のために書いておくものでしょうか。
それは患者さんのため。正確な診療を行うためであって欲しいものです。
そのため患者さんに関わる全ての人が同じような書き方で、みただけでどんな症状でなにをすれば良いか分かるのが理想。そのためのカルテ記載とはどういったものか。
そんなことを考え、カルテ記載のテンプレートをリハビリスタッフと考えることにしました。
リハビリが治療の中心となってくるため、そこのスタッフが理解できることを最優先で考えます。自分はやりやすいようにそこを埋めていくだけ。そして診察室で方針が決まり、処方が出れば、後は実行するのみ。
この形が理想です。
そのため診察室つきスタッフには療法士も入ってもらおうと思います。ここには学生や柔整師さんなんかもそのうち雇用してみたいなと。
そんなこんなでリハビリスタッフは随時募集しています。
中川将吾
小児整形外科専門ドクター
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