『人間性の否定と虚構の世界』 第1部-① 米国同時多発テロ事件「9.11」の疑惑

* 用語説明 *

幸福否定理論:心理療法家の笠原敏雄先生が提唱。心因性症状は、自らの幸福や進歩を否定するためにつくられるという説。娯楽は難なくできるのに、自らの成長を伴う勉強や創造活動に取り組もうとすると、眠気、他の事をやりたくなる、だるさ、その他心因性症状が出現して進歩を妨げる。このような仕組みが特定の人ではなく人類にあまねく存在するという。

抵抗:幸福否定理論で使う”抵抗”は通常の嫌な事に対する”抵抗”ではなく、許容範囲を超える幸福、自らの成長・進歩に対する抵抗という意味で使われている。

反応:抵抗に直面した時に出現する一過性の症状。例えば勉強しようとすると眠くなる、頭痛がする、など



=米国同時多発テロの疑惑に関心を持った経緯=


私が、世間では陰謀論と呼ばれていた疑惑の数々に関心を持つようになったのは、心の研究室での笠原敏雄先生の研究がきっかけになっています。

笠原先生が表に出していない研究なので、簡単に触れる形にしたいと思いますが、9・11 米国同時多発テロ事件 において、心の研究室に来るクライアントの反応が不自然である。クライアントを通して知った事だが、大衆の側にも「事実を知る事」にかなり強い抵抗がある、という内容でした。

具体的には、

・飛行機が突入した直後のペンタゴンの写真をクライアントに見せ、不自然な点がないか?をクライアントに質問する。クライアントは写真の不自然な点を探すが、「突入した飛行機が確認できない」(飛行機がない)点に、気が付かない。(注1)

・その後の心理療法において、ペンタゴンの写真の問題に触れると、クライアントが忘れている(主体的に記憶を消している)。もしくは、記憶を変容させている。もしくは、覚えていても「ああ、そんな話をしましたね」という態度で、事の重大さを矮小化させている。

の二点の心理療法で確認し、検証を行っていたのですが、ワールドトレードセンターのビル倒壊の不自然さに関しても調べていたようです。

私自身は、笠原先生の前で写真を見たのではなく、心理療法の中で話として聞いたのですが、参議院議員の藤田幸久氏の国会での質疑の動画を教えて頂き、自分自身で写真や動画を確かめたところ、やはり明らかに不自然な点があるという印象がありました。

また、藤田幸久氏の指摘より、ニューヨークの第7ビルは飛行機が突入していないのに崩壊し、ペンシルバニア州に墜落したユナイテッド航空93便は、破片と墜落跡の写真しか存在しない事がわかりました。

以下が、米国同時多発テロ事件の藤田幸久氏の国会での質問主意書の引用になります。


=ペンタゴンへのテロ攻撃に関する疑惑=


八 ペンタゴンのホームページで公表されているペンタゴンに突入した航空機のエンジンとされる写真は、ペンタゴン内部であるか、それとも外部であるか。一般的に飛行機の機体ではジェットエンジンは特別に強固な材質によって製造されていると認識している。ペンタゴンでは、残骸の中にあったジェットエンジンの一部とされる物体の写真が公開されているのだが、その概形をとどめたジェットエンジンの写真または記録があるかどうか承知しているか。米国政府はアメリカン航空七七便の二つのエンジンがどうなったのかについて、どのような説明をしているか。また、今まで世界で起こった航空機事故で、ジェットエンジンが概形をとどめなかったような実例はあるか。

九 ペンタゴンでは、犠牲者のご遺体、衣服、所持品、航空機の座席や部品の残骸などがほとんど発見されていないとも報道されているが、政府は、これらの事態をどのように認識しているのか。またアメリカン航空七七便の機体について、発見されたとされる写真が残されている飛行機の部品は、米国政府によれば、飛行機全体のどれほどの割合であるのか。そして、残りの部分がどのようになってしまったと米国政府は、説明しているのか。さらに、飛行機部品には全て機体番号が記載されており、それらから機体の特定がされるはずであるが、政府はどう認識するか。

十 何故、こうした機体のエンジンなどの実物がこれまで一度たりとも公開されず、写真とつき合わせての事実確認がされていないのか、政府の見解を示されたい。更には、当日ハイジャックされたとされる四機の旅客機の部品であるとされるものの実物が公開され多くの専門家によって科学的に鑑定された記録はあるのか、また、実物がどこかに保管されているのか、日本人犠牲者のこともあり、米国政府からはどのような説明を受けているのか。

 米国国家運輸安全委員会(以下「NTSB」という。)は、収集した記録や部品等を、自国民が犠牲となった日本国政府などの調査団による閲覧を認めることを法的に義務付けられている、と言われているが如何。日本政府はNTSBへのこうした調査を行ったか。また行ったとすればその内容を明らかにされたい。

十一 ペンタゴンの建造物にアメリカン航空七七便が突入し破壊したとされる部分(突入跡)は、同機体の左右の主翼や垂直尾翼に比べ著しく小さいと思われる。にも拘わらず、ペンタゴン外部の芝生の上に主翼や尾翼の残骸と思われるものはどこにも見当たらない。米国政府はこの点についてどのような説明をしていると認識しているのか。さらに、常識的には突入した飛行機は外壁に激突した際におそらくその機首が破壊されたと思われるが、その機体はペンタゴン・ビル内の奥深くまで貫通して、百メートル近くも先にある壁に直径二・五メートルから三メートルほどもある丸い穴を開けたとされる。かつそのビル内部の床面には機体が触れたような痕跡は無く、壁の外にもこのような穴を開けたと思われる物体は見当たらない。米国政府はこういった現象についてはどのように説明しているのか。またこれらに関する政府の見解を示されたい。
(引用:第169回国会 参議院 質問主意書 第26号 米国同時多発テロに関する再質問主意書 / 参議院議員 藤田幸久)

=ワールドトレードセンターへのテロ攻撃に関する疑惑=


十九 ツインタワー(第一ビル、第二ビル)に関して、ジェット燃料火災では摂氏千度ほどまでしか温度が上がらず鋼鉄の融解点である摂氏約千五百度には届かないと認識している。さらにNISTはその Final Report on the Collapse of the World Trade Center Towers(世界貿易センター・タワー崩壊に関する最終報告)で、ジェット燃料は最初の十分までにその大部分が燃え尽きたこと、また火災現場にあった鋼材の中ですら摂氏六百度に達した跡のあるものを全く発見しておらず、摂氏二百五十度に達した痕跡のある鋼材もごくわずかの割合でしか見つからなかったと書いている。これで、特別に強化されたメカニカル・フロアーを七~八階、四十一~四十二階、七十四~七十五階、百八~百九階と八階分も持つ第一、第二ビルが、あのように簡単に崩壊することが可能であるのか、政府の認識を示されたい。また、火災現場はこの四百メートルを超すビルの一部でしかなかったが、ビルの全ての部分が等しく劣化したかのように、ほとんど偏り無く均等な形で崩壊した。この点についてどのように認識するか。

二十 ツインタワーの両ビルでは、(イ)崩壊中の箇所から遠く離れている壁面の各所から水平に遠くに吹き出す爆風のような激しい粉塵が噴出した。(ロ)膨大な質量のコンクリートや鋼鉄材などの建材が、水平方向に百五十メートル以上も猛烈な速度で飛ばされていった。(ハ)崩壊中のビルから大量の建材が次々と横に吹き飛ばされ崩壊中の箇所の上にさしたる物量が乗っているとは思われないにもかかわらず、どんどんと崩壊の速度が増していった。(ニ)特に第二ビルでは、八十階より上の階(百十メートル分)が大きく回転して傾いたがビルの外側に落ちずに、しかも八十階以下の部分よりも速く沈むように下の方から崩壊した。こういった、飛行機激突と火災による構造上の劣化などでは到底説明の付かないと思われる事実が、非常に多い。政府は、以上のような崩壊の事実に対してどのような見解を持つか。また、独立調査委員会報告書ではこのような崩壊自体についての具体的な記述がほとんど見られないが、日本人犠牲者も多数出たことでもあり、日本国政府として米国政府により詳しい報告を求めたか。またその内容を明らかにされたい。

二十一 倒壊した世界貿易センター各ビルの破片が、倒壊数時間後からすばやく撤去され、切断され、廃棄物処理場や埋立地などに運ばれ処分されたとされ、報道機関やジャーナリストなどの立ち入りも制限され十分な検証ができなかったとの批判も指摘されている。ご遺体収集にも関係するこの異常な対応とその理由について政府はどう認識しているか。また、一月十日付けの外務省からの私への回答によれば、「遺体発見場所については、瓦礫を別の場所に搬送して死体の分別作業をした等の実態もあり、特定することが困難なケースが多いと思われます。」とある。こうした搬送しての分別作業は、どの程度の規模で行われたか。また、分別作業に役立ったのか。
(引用:第169回国会 参議院 質問主意書 第26号 米国同時多発テロに関する再質問主意書 / 参議院議員 藤田幸久)

=第7ビルの崩壊に関する疑惑=


六 ニューヨークにおいては、航空機が突入したワールドトレードセンター第一ビル及び第二ビルのほか、航空機が突入していない同第七ビルも崩壊している。崩壊の原因について、三つのビルはいずれも爆破されたとの報道もあるが、政府はそれぞれのビルの崩壊原因についてどのように承知しているのか。

七 第七ビルの崩壊に関しては、ワールドトレードセンター第一ビル及び第二ビル崩壊前に崩壊したとの報道がなされたことや爆発音を聞いたとの現地の消防士等の証言もある。政府は、米国政府等による第七ビル崩壊の調査報告がなされたことを承知しているのか。
(引用:第169回国会 参議院 質問主意書 第8号 米国同時多発テロに関する質問主意書 / 参議院議員 藤田幸久)

十六 第七ビルは、(イ)真空の中で無抵抗で落下する速度のように素早く、舞台から沈むように崩壊した。(ロ)ビルの内側に向かって崩れ落ち、残骸は外側に飛び散ることなくビルが建っていた場所に山のように積もった。(ハ)高層ビルの電気、水、エレベーターなどの動力をコントロールし、窓もほとんどなく壁も床も強度に作られているメカニカル・フロアーも含めて、鉄骨全体が一気に沈むように崩壊した。こうしたことが、火災によって起こり得るものか、政府の認識を示されたい。十八 独立調査委員会報告書、米国国立標準技術研究所報告書(NIST)、米国連邦危機管理庁の報告書に、第七ビル崩壊に関する分析結果や報告がほとんど記載されていないことを、政府はどう認識するか。
(引用:第169回国会 参議院 質問主意書 第26号 米国同時多発テロに関する再質問主意書 / 参議院議員 藤田幸久)



=ユナイテッド航空93便に関する疑惑=


十三 ペンシルヴァニアに墜落したユナイテッド航空九三便の破片が十キロ以上にも散在し、墜落現場にはほとんど残骸が残されていないとの報道もあったが、政府は事実関係を承知しているか。また、搭乗していた日本人は墜落現場の近くで発見されたのか。また、この飛行機のボイス・レコーダーは、遺族が聞くことができたとされるが、日本人の遺族も聞いたのか。
(引用:第169回国会 参議院 質問主意書 第26号 米国同時多発テロに関する再質問主意書 / 参議院議員 藤田幸久)

藤田氏の質問を読み、インターネット上に掲載されている写真や映像を見ると、明らかに不自然な点がある事がわかります。

また、航空機の残骸や、ビル倒壊の不自然さの他に、サウジアラビア政府が犯行に関与しているとの指摘や、事件前のオプション取引の疑惑などもあります。

本稿では、事件の真相に迫る事は主な目的ではなく、これらの不自然さを大多数の人が認識できない点に焦点を当てています。そのため、予備知識がなく、時間を割けない状況でも、事実確認ができる材料(墜落したとされる航空機とビル崩壊の不自然さ)を優先的に扱っています。

この米国同時多発テロ事件の後、米国はアフガニスタンに侵攻、その後、大量破壊兵器を所有しているとして、イラクに侵攻します。(実際には、イラクは大量破壊兵器は所有していなかった。)

藤田氏の指摘を読み、画像や映像と照らし合わせる数十分の作業を行いさえすれば、少なくとも陰謀論として扱う事はできないはずです。

次回は、HIVウイルスとエイズに関しての疑惑について書きたいと思います。


=注釈=

注1:部分的な飛行機の断片のようなものは確認できるが、後から置く事も可能である。


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