見出し画像

「(友達のことが)大好きだから、裏切られた気持ちになって悲しかった」と、本物さから相手に自己表現した小5のAちゃん

子育て航海術のファシリテーション実践を学ぶ錬成ラボ。
3期生の、のりちゃんが、小5の次女ちゃんのお友達トラブルについて、ダイアログカードで対話したエピソードを分かちあってくれました。

思ってることがいっぱいあるのに、怖くて泣きそうで全然言えなかった…と後悔していたAちゃん。

お母さんに寄り添ってもらいながら、怒りの奥に傷ついて泣いている心があることをイラストに描いて内省を深め、相手の友達と先生の前で自分の「ある」ことを言葉で自己表現したAちゃんが本当にすごい!

深く内省して感じた抽象的な感覚を、自己理解につなげる架け橋として「ダイアログカード」を使って言語化をサポートするのりちゃん。

一切ジャッジされることなくあるがままを受容してくれて、粘り強く心に寄り添い続けてくれたお母さんとの豊かな時間を、娘ちゃんは一生忘れないだろうなあ😢


【子どもと:ジャッカル体験レポート】

小5の次女の、学校仲良し3人組でのトラブル。

小競り合いありつつ仲直りしたと信じていたのに、急に(と次女には見えている)1人から絶交を告げられ、もう1人は関係ないのに迎合して自分も絶交すると。

ものすごく腹が立つ、怒ってる!お母さんに聞いて欲しいけど、でも悲しい気持ちにもなるから言いたくない…

私「お気持ちカードする?」

娘「やらない!お母さんの力を借りるんじゃなくて自分でなんとかしたいの!今は考えたくないの!」

苦しい・悲しい気持ちが溢れちゃうから向き合いたくない、という気持ち。

私にも覚えがある。

いじめられて嫌な思いをしながら、「今日は嫌な事があった。嫌過ぎるから書かない」という不毛な文章だけの日記を毎日書いてたこと…

私「じゃあさ、ジャッカルパーティやってみよっか!悪口を思いっきり言う会!」

娘「…なにそれ(ちょっと面白そう)。それならやろうかな…」

キラーん✨


というわけで、結局カードを並べ(笑)、ジャッカル大会開始。

途中で部屋に入ってきた長女がドン引きするくらい、母も遠慮なく煽っていると、次女からは「裏切られた」「卑怯」「大好きだったのに」という言葉が出始め、涙がこぼれる。

「絶交されるなんて、生きている価値がない人なのかな、消えてしまいたいって思う」

そしてだんだん、過去の自分のしてしまったこともちらほら出てくる。

「絶交されるのは絶対おかしい! そこまでじゃない。でも本当は傷つけちゃったこともある、お母さん私のこと嫌いにならないで…(涙)」

じゃあ次に内向きジャッカルをやってみようかと聞いてみると、

娘「悲しい気持ちになっちゃうから言いたくない!」

👆の出来事の中に既に内向きジャッカルが含まれているので、私のこの質問は余計だった💦⇒反省と学び

じゃあお気持ちカードで、感情を見てみよう。

ものすごい速さでたっくさん選択。一切の迷いなし。

ニーズカードは少し考えながら、また私が出したものへも質問も経て、最終的に選んだのは

平和・希望・大事にするされる、そして自分に本物であること

娘「思ってることいっぱいあるのに、全然言えなかったんだ。言うと悲しくなって涙が出ちゃいそうだし、向こうは2人なのに私は独りぼっちで、言ったら余計に仲間外れにされそうで怖いし…😢😢」

娘「本当は、すっごく好きなんだ。一緒に居たいから…だから悲しいし、裏切られたって思ってものすごく腹がたつ!」

外向きキリン、相手のニーズまでは考えられず。

でも、👆でわかった「自分に本物な気持ち」を、相手に言える?言いたい?と聞くと、言いたい、と。

1人じゃいえないかもしれないから練習させてほしいと。

最初は「どうして〇〇するの?」と責める表現だったのが、練習するにつれて「自分の中にある気持ち」を言えるようになってくる。

娘「勇気出すために、カード学校に持っていくね」
 →自分に本物である・正直さ・お互いが満たされる・信じる
  をチョイスしてランドセルへ。

 確かに、対話のお守りになりそうなカード。


エンパシーとしてはこれで終わり。

その後の話

辛い気持ちに向き合えない時に、「外向きジャッカル」から入って、そんな思いがあることを受け入れてから進むこと、たしかに内省につながることをしっかり目の当たりにした。

すごい。。。

■その後①

娘「この気持ちを絵にしておきたい」

ということで、その日寝る前に描いた絵が、これは!
まさに「怒りの仮面」ではないか。

めっちゃ腑に落ちたわ――――

怒り泣きしている(寂しい・悲しい・悔しい・強がってる)
→でも本当は、泣いている(価値ない・消えたい・独りぼっち)


心がメリメリ割れている部分と、でも下には支えてくれる人も

■その後②

ランドセルに勇気を詰め込んで、さて言えたかというと?

担任の先生に仲介に入ってもらったとのこと。

でも、先生+1対1で、1人ずつと対話して、娘は自分の「本物さ」のことばを言えたのだそう!

泣いちゃったけど「大好きだから、裏切られた気持ちになって悲しかった」を伝えられた。

素直に、すごいなあーーーー。と思った。

私は言えなかったなあ…。

■その後③

今日、担任との個人面談にて。

「あの一件があって、3人とも成長したなって思いました」

「なんでしたっけ、娘さんが言ってましたけど、お母さんと一緒に……、”やけ食いパーティ”?やられたんですよね?」

……ジャッカルがやけ食いに💛(笑)


自分との対話、他者との対話、モヤモヤ・むかむかした感情と向き合い、言語化し、願いに気づいていくことをサポートする「ダイアログカード」をこちらで👇販売しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?