習い事をさぼりがちだったお兄ちゃん。その内側にあった意外な「願い」に触れる
ご家庭や学校で、世代問わず、気軽に対話を始めることのできるカード「ダイアログカード」
この記事では、ご家庭で使っていただいた方によるSNS投稿を、許可を得て転載させていただきます。
最初にご紹介するのは、あるセッションを、家族全員で受けてくれたともちゃん。そのセッションは〈誰もが持って生まれた人生の目的とそのための資質(個性)を紐解くライフパーパスセッション〉。
現在小学生のお兄ちゃんに、この先「自分とは何か」という探究の時期がやってきたとき、親として何ができるか。子どもが悶々とする姿を見ると、つい解決策を出してあげたくなるのが親だけど、大切なことは、子ども自身が内省し、気づいていく力を育むサポートをすること。
そのために、思春期が始まる前の今から、そんな会話ができるような関係性を築いていけるといいねと話していた。翌日さっそくダイアログカードを使ってみたのだそう。そのあり方と行動力に胸が熱くなる。
日常の中でルーティン化していた習い事に対して、お兄ちゃんと妹、それぞれに本当はどう感じていたのか。
子どもの表面的な行動だけではわからない、内側にある感情と願い。
今まで現れていなかった「命の声」を聴いてもらい、受容してもらった体験を、二人の子どもはきっと忘れない。
(以下ともちゃんの投稿より.改行などを編集しています)
習い事を辞める・続ける問題をニーズカードを使って子どもたちと対話しました
我が家の子どもたちは、ある有名な習い事の教室に通っています。
娘(小2)が辞めたいと言い始めました。ㅤㅤ
いや、前々からちょこちょこ口にはしていたものの、のらりくらりと続ける方向に話を持っていっていました。ㅤㅤ
休日の午前中にその話になり、やはり、辞めたいとのこと。
で、そもそも、私はなぜ続けてほしいと思っているのかを、ニーズカードを使ってみていくことに。出てきたのは、
これらが子たちを満たす人生を送ってほしい、という思いがありました。そのためには、学力で苦労すると満たせないのではないかという不安があって、続けさせようとしていたのです。
でも習い事をむりやり続けさせることの方が弊害になるかも、という気づきを得ました。ㅤㅤ
次に娘から、習い事についての感情を聴いていくと、
などなど。そして次にニーズを聴いていくと
というニーズがあがってきました。
娘は、習い事によって、本当にやりたいことへの時間が阻まれている感覚がありました。さらに、自分で選んで、自分で好きなようにやりたいのに、それができない。という感覚があるようでした。
そこに兄(小6)が入ってきました。ㅤㅤ
息子も習い事に通っているので、「妹が辞めるかもしれないけど、どうする?」と聴いたら、息子は「続ける」とのこと。
えっ!? むしろ娘よりも息子の方が露骨にサボったりしているけど・・・「なぜ?」という疑問が...
息子にも習い事に対する感情を聴いていくと、
という感情が出てきました。疲れるけど満たされることが多いとのこと。「えっ、そうなの!?」と驚きでした。で、息子が満たされていることは、
ということが出てきました。
結果、息子は続けることに。娘は辞めることにしました。この話をするまで、息子は辞めたくて、娘はなんだかんだ頑張る、という感じに見えていたので、内面で感じていることってわからないもんだな~、としみじみ。
休日の朝から子どもたちと対話して、深く理解できて幸せな時間でした^^
ダイアログカード販売について
「感情の奥に大切な願いがある」というNVC・非暴力コミュニケーションの考えのもと、年齢や性別、国籍を超えて誰もが大切にしたい、ニーズのカードと感情カードが入っています。ご家庭はもちろん、学校の対話の授業等でもご活用いただけます。
・ニーズカード レギュラー (28枚+白紙1枚)
・ニーズカード アドバンス(17枚)
・ニーズカード 感情カード (48枚+白紙1枚)
◆単品ご購入 1セット 2,500円(税込・送料別)