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再起業しました!~医療とストリートについて私論

本日(3/1)二度目の起業をスタート。旗印は、最初の起業で掲げた「From The Street」を略し「FTS」です。「なんで医療とストリート??」と思う方が多いと思うので、今回はそこについて書いてみたいと思います。


私にとってのストリートとは?

「ストリート・スタイル」と聞いて、貴方は何を思い浮かべますか? 私にとってそれは、米国留学を彩ってくれたストリートバスケでした。コンクリートの上で審判もいない、でもいつでもそこへ行けば参加でき、自分を上手く表現できたら次へ繋がる…とても面白かった記憶しかありません。今思えばよくやれたなと。行く前は完全に素人だったのに。それでも何度か洗礼を受けると形になるもので、見知らぬ地で仲間を作る方法をそこで学びました。帰国後もこれが軸となって、レールに乗らない才能のエージェントを起業したのです。

…なので、最初の起業で表現したかった理念は、貴方が必要だと感じることがあるのなら、「今ここで、やったらええやん」というものでした。だから私にとってのストリートは、自分の目の前を行き交う人へ向け「今ここで」披露するという意味で「ザ」が付きます。

医療におけるストリートな潮流

一方でストリート・メディカルという動きがあります。2024年にイグ・ノーベル賞を受賞して話題となった武部貴則先生が2011年から始めたムーヴメントである「広告医学」が2019年に「Street Medical」になったそうで、「医療は医療の外へ出てゆくべき」と提唱。医療者が医療の外に居る人たちと交わる様々なプロジェクトを生み出しておられます。

リアルストリートな医師たちとの出会い

私には、これはまさに「フロム・ザ・ストリート」。そうして「ストリート X 医療」な発想が私の中で膨らんでいた頃、その実在を裏付けるかの如く、リアルストリートな医師たちと立続けに出会いました。彼らは「今ここで」既に実践していたのですが、同時に医師単独での挑戦に限界を感じていた所だった為、私がクラウドファンディング会社と提携して枠組みを作り、資金調達の支援を始めました。

ストリートな挑戦ができる工房づくりへ

これをきっかけにストリートスタイルな医師との出会いが加速、「0→1は自分で出来たから、1→5を一緒に開発してくれる企業を探して欲しい」とか、「臨床の傍らベンチャーを立ち上げたから、事業計画や資金調達で力を貸して欲しい」等の依頼が次々と舞い込むようになりました。

かつて挑戦した「ストリートな挑戦ができる場づくり」の経験が、再び求められていると感じた私は「あったらいいなデザイン工房」を起ち上げ、これをスピンオフしたのが、今回の再起業です。

これからは、私を頼ってくれるリアルストリートな先生方と一緒に(権威に頼らず市井で)“草の根”医工連携を展開して参ります。では今後、私たちの株式会社エフティエスを、どうかよろしくお見知りおき下さいませ。

株式会社エフティエス:「医療者の臨床ニーズ」と「企業の技術シーズ」を“バイオデザイン”で繋ぐ“草の根医工連携”のポリネーター(花粉媒介者)

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