海外に挑戦する研究者と家族を応援したい
2024年になりました!
明けましておめでとうございます!!
知人に勧められてからなんだかんだで
毎年しいたけ占いを楽しみにしてるんですが
2024の上半期はこんな感じみたいです。
(私は射手座)
なんとなくわかる。
すごく感覚的だけど、
毎年しいたけ占い読んでて、
毎年なんかそんな感じがする。
めちゃくちゃ占いとかを信じてるわけではないですが
何も無いよりは少し指針みたいなのがあった方が
いろいろ考えやすいんじゃないか、と思って
占いはエンタメとして好きです。
そして良いことだけ信じる。
悪いことが書いてあったらどうせ適当だし当たらない、
と思うようにしてます(ちょっと気になっちゃうけど)。
2023年は個人的にめちゃくちゃ大変で、
これまでの人生たくさん困難なことがあったけど
喜怒哀楽の振れ幅が多分これまでで一番大きくて
他人からでも、自分から自分に対してでも
「お疲れ様、よく頑張ったね」って言われると
いろいろ思い出して何回でも感極まってしまいます。
今年は「渡り鳥人生への実験」。
なんとなく「このままでいいのか」というのは
常に頭の片隅にあって、
それを言い当てられたような不思議な感覚…
運命的な巡り合わせで
縁もゆかりもないスコットランドに渡り、
これからもどこに住むかわからない。
父の仕事でテキサスにいたこと以外は
普通の日本人
(純ジャパ、日本の大学卒、会社員などなど)
だったのが
(私を知ってる人からはツッコミ来そうだけど
私は私をかなり普通だと思ってる)
なかなか変わってる夫に帯同して
エディンバラに来た事に
何か意味があるんじゃないか、とか
考えてしまいます。
最近前振りが長いんですが
やっと本題です。
夫は私がちゃんといろいろ話した
初めての研究者でした。
私は一応大卒なんですが卒論が無い学部で、
ゼミの教授も授業以外のおしゃべりは
ほとんどせずにギリギリの成績で
卒業してしまいました。
正直教授とかアカデミアの人が
何やってるのか、どうしたら偉くなるのか、
などなど何も知りませんでした。
ダンディーなイケおじ教授〜かっこいい!
くらいしか思ってなかったです。
観察すると夫は…
自分の研究をしつつ
学生の指導をしたり
直接研究とは関係ない事務作業をしていたり
学会があればその出張手配をして
現地でネットワーキングして発表もして
公募情報を確認して、応募資料を用意して…
休もうと思えばスケジュールは柔軟だけど
その分最新の研究に取り残される恐怖と闘い
起きてると脳は動いてしまうので
勝手に裁量労働制状態でワーカホリック。
ご飯を食べている時も研究のことを考えてしまって
妻の話を聞いていない事もしばしば。笑
脳内で今の研究とか、学生とか、公募とか、
経理作業とか、円安とか、いろいろいろいろ
考えてしまって眠れない。
睡眠障害は職業病だそうです。
ゆるっと大学生からの普通の会社員人生を
送ってきた私には理解し難いことが多く
いろいろ喧嘩をしたりもしましたが
本人が今の仕事が天職だと思う、と言うので
私はそれを応援したいと思ってます。
そして何より今の研究のこんなとこが面白い、
と語ってくれる時の夫の目のキラキラが
すごく眩しいのです。
(内容はそんなに理解できてないかもですが)
そして思うのです。
研究者、ハード過ぎない?
私は会社に属して担当分野の職務を頑張って
上司に評価されたりされなかったり
経理は経理の方にお願いして
人事総務の人に保険とか手続きもお願いして
基本的に無期雇用しか選んでこなかったので
クビになる心配はそこまでありませんでした。
転職で異分野に挑戦したりするのもあり、
まぁ何かしら仕事はあるだろう、とも思ってました。
研究者(特に有期ポストの若手)って自営業みたいなものです。
ネットワーキング(会社で言うと営業)もして
経理処理もやり
博士課程学生などは年金や国民健康保険も
場合によっては自分で管理・手続き。
そして本業はもちろん研究です。
自営業なのね、頑張れ〜とも思います。
でもまず博士号取るまで長い。
大学4年+修士2年+博士3年〜
ストレートで卒業しても27歳です。
博士課程の学生の上位層がもらえるDC2という
制度のお給料は月20万円ほど。
しかもここから保険だの税金だの年金だの…
あと博士課程の学費も引かれます。
夫は理系で盛り上がっている分野なので
企業と共同研究したり、DC2以外の収入もありました。
でも文系で企業がお金を出してもそんなに
収益に繋がらない分野だと
本当にDC2だけが収入だったりすることもあるそう…
27歳で研究者としてやっとスタートライン
(博士号は必要最低限の資格みたいなものだそうです)
に立って、よしこれから頑張るって思っても
周りを見渡せばもっと稼いでる同い年がいっぱい…
アカデミア興味あるけどコスパ悪い、って思ってしまう人も多いそう。
やらなきゃいけないこと山積みだし、
やりたい研究テーマだってある。
家庭を持ちたいと思っても自分が不安定だと
なかなか踏み出せなかったり…
こんな頑張ってる人たちを応援したいと思うのです。
だって研究者って人類を代表して新しいことを
見つけてくれてるんです。
ITでも哲学でも医学でも音楽でも。
どんな分野でも探求してくれてありがとう。
過去の研究者さん達のおかげで
今の生活があるんだと思います。
全員がノーベル賞取れるわけでは無いし
成果が出ない人もいると思います。
でも好きなことを極めるのが楽しい!
と人類のために頑張ってる人を応援したいし、
やっぱり一人で頑張るよりも家族の支えがあったらいいな、
だからその家族(私を含め)も応援したいな、
というのが多分私の渡り鳥人生の実験の第一歩な気がします。
好きじゃなくて得意だからやってる、
という研究者さんもいらっしゃるので
その方々には純粋に
大変な仕事を人類のために引き受けてくれてありがとう、
という気持ちです。
そこで何か私に出来ることは無いか。
最近帯同家族の渡航費が補助されるようになったり、海外学振の制度も変わりつつあるみたいです。
でもビザの事とか生活のこと、もっと先人達に聞きたいことがあるよーーーーー!
って思ってました。
私の屍を超えていって欲しい、
この思いで始めたnote。
ありがたい事にご連絡いただく方もいらして
誰かのお役に立ててて嬉しいです。
研究者で海外に挑戦するって
かなり大変です。
夫を観察してて思います。
企業の駐在じゃないのでサポート無し。
日本語通じる同僚もいない事が多いし、
次の就職先も未定だったり…
そして家族(私)も大変です。
でも挑戦したいって意気込み、
かっこいいじゃないですか!!!!
惚気ですが、うちの夫も超頑張ってますし、
夢に向かって道を切り拓いてて
かっこいいと思ってます!!
どれだけ需要あるかわからないけれど、
私の経験であればいくらでも共有します!!
海外学振帯同家族の方、
これからイギリスに渡航予定の方、
特にエディンバラならローカル情報も
聞いてもらえればいくらでもお話しします!!
最近chat GPTよく使うんですが、
あれって1人語りはしてくれなくて
何かしらの呪文を入れたら返してくれるんですよね。
そんな感じで私も聞かれたらいくらでもお答えしたいんですが
いろいろ大変だったのでどこから書いていいのか整理できず、
プロンプト募集中!!状態なのです。
渡り鳥人生の実験、まだ手探りです。
まずは出来そうなことからやっていこうと思います。
でもいつかはやってみたい事も
書いておいたら叶うかもしれないので
私の野望を…!
個人情報的に学術振興会は教えてくれないかもですが、
これまで派遣してきた人たちに
ビザの種類どれにした?
いつから準備した?
お金どれくらいかかった?
住居の賃貸契約保証人どうした?
とかのアンケートとってまとめたりしたい!
分野が違っても生活とかの共通点は多いと思うので
(特に雇用されてないとか、駐在と違って会社からのサポートが無いとか、アカデミアの特徴みたいなの)
コミュニティ作りとか出来たらいいな!
私もそこでお友達欲しいし、
生活情報を自分で調べる手間が省けて
その時間を本業に割けるようになって
やりたい研究ができる人が増えたらいいな!!
海外で頑張りたい人を応援したい!
noteにコメントいただくのもウェルカムですし
私の徒然instagramでメッセージいただくのも
嬉しいです!
長くなりましたが、
本年もどうぞよろしくお願いします。
私の渡り鳥人生、どうなるのか。
私も楽しみです🐥