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娘5歳も死刑囚表現展のアンケを書いたので追記。
娘と一緒に行ったんですがね、帰ってきてから今日一日どうだった?と聞くと、「楽しかった!」と無邪気に答えていました。
娘は金川一死刑囚の自画像の絵が印象に残ったようで、アンケート用紙に模写していました(笑)
なんだか気になった絵だったそうです。
また、風間博子死刑囚のスズメの絵を見て「かわいい」と言っていました。
天使の絵もフライヤーを見ながら一人一人ここにいる、ここにいる、と答え合わせしていました。
私、実は加藤智大死刑囚の作品もっと見たかったんですけどね。
死刑執行されてしまい、残念です。
あんな事件を起こさなければ、と思うほどの才能のある人だったように思います。
もしかしたらきっと、京アニの青葉被告も同じかもしれません。
才能があっても、この世界っていうのは残酷で、数字を持ってない人間には見向きもしません。
数字や地位や知名度。
そういうのがない人は金すら手にできません。
死刑になるほどの犯罪を生む大半の理由なんて、金です。
金を持たないものは見下されるし、金を得るために侮辱に耐えなければならないし、持ってるか持ってないかで幸福度を他人に計られるし、そんな価値観の元で育った私たちの中に、抗ってやろうと思う人間がいてもおかしくないと思います。
私には抗うだけの勇気も気力もないので、ゆらゆらと流れるままに生きるのが精一杯です。
それでも若い頃を振り返ると、爪弾きにされた社会で真っ黒に染まり腐り悪いことしかしていなかった…
逮捕まで至らなかったのが奇跡だとすら思います。
あの頃を思い出すと、そうするしかありませんでした。
何者でもないし何も持っていない、与えられたのは親からの行き過ぎた躾と精神虐待と精神破壊。
それで社会に放り出されて何していけばいいんだろう。
冷たい他人に、親に我慢するのでいっぱいいっぱいだったのにまだ我慢しなきゃならないのか?
みんな消えればいいのに。
いいこと言ってる風の偽善者ばっかりのくせに。裏でどんな悪い顔してるかみんな知らないだけ。
ムカつく、ムカつく!どうして生まれてきてこんな思いばかりしなきゃならないんだ!神なんていない!平等な幸せなんてこの世界にない!
そのような思いを抱えながら夜の仕事でとにかく金だけは持っておかなきゃと必死こいていたそんな時代でした。
どうせ頑張っても、誰にも評価されないし、どうせ幸せになれない。
そんな思考で満たされた時、私は自分の腕を切っていましたが、死刑囚は違ったのだろうなと。
どうせならもう他人を地獄に道連れにしてやる。
とか、
どうせ優しくない世界、他人にも優しくするのはやめだ、全部壊して奪って、そのあとは知らねえや。
となったんだろうと思うのです。
たまたまうまくできるやつが金を得られて、不器用なやつは疎外されるような世の中、社会、それに恨みや憎しみはあっただろうと思うのです。
けれどやっぱり、独房の中でずっとひとりきり、自分と向き合う長い時間を経ると、自分の人生しか見えなかったのがもっともっと他の人の人生も見えてきて、これで良かったのだろうかと思い返すだろうとも思います。
私は親友の存在が常にあったから、暗転の道に行かなかっただけ。
その支えなしだったら、独房に居ただろうと思います。
間違うなよと声をかけてもらえてたことは暗い人生の中でも幸せなことだった。
今はなんだろうこの商業って世界は?とムカつくことが多いですが(笑)
常に他人の評価に依存してるこの商業って世界はほんとにほんとにムカつくんですよ(笑)
だから最近、商業ウケっていうのをあえて避けに行ってます😂
製造ロボットには絶対ならねーぞという反旗です(笑)
最近商業で流行ってるジャンルはだいたい嫌いですw
まだだれもやってない領域、ジャンル、テーマに対して「需要ないからやってないんだよ」という超保守派の意見は大無視して、私は未開拓にいつも希望を抱いてチャレンジする人間で居たいと思いますね。
そしていつか「開拓済みの土地を後ろからどうぞお入りください」と保守派をマウントしたいです(笑)