漁業と人
こんにちは!!しゅーせーです。
今回は自然環境リテラシー学の実習で10月29.30の二日間、二木島で漁業体験をしてきました!
今回はこれまでの自然環境リテラシー学とは違いシーカヤックに乗らず、「漁業」と人の関わりについて学んできました!
そのことについてお話ししたいと思います。最後まで見ていただけると幸いです。
漁業体験
江戸橋から電車に乗り約4時間ほどで二木島に到着!
まず、株式会社GATEの田中りみさんによる定置網の説明がありました。定置網には色々な仕組みがあり僕が思っていたよりも多くの仕組みがあることを感じました。場所ごとに名前が決まっており、垣網(道網)、運動場、登り、箱の4つです。それぞれに役割があります。魚が垣網(道網)にぶつかると垣網(道網)に沿って運動場へと行きます。運動場の次は登りへと魚は移動し、最終的には箱へと魚が入る仕組みとなっています。魚には壁に沿って進む習性があるらしく、その仕組みを活かした効率的な漁であると思いました。しかし、りみさんたちは最近の漁では垣網(道網)を使わずに行う漁や網自体を減らしてメンテナスの時間を減らすなどこれまでにあった定置網漁の概念を変える活動をしています。これは今までの固定観念を変えるような活動だと感じました。
昔ながらの漁村を30分ほど散歩し、すぐに出港の準備をしました。今回の漁業体験は株式会社GATEの田中りみさんの協力で定置網漁へと出港!!
漁場へは小型漁船で10分ほど
漁場へ着くと網を外側から手繰り寄せていきます。すると、キビナゴの大群が!!!
網を仲間たちと協力しながら引き上げます。するとヤガラという魚が2匹とれました!!
想像以上に腕の腕力と仕事の速さが大切になってくると感じました。
キビナゴは山のようにとれたので1日目の夜の食料となります。とれた魚たちを軽トラックにのせて漁業体験は終了
魚捌き
1日目にとったヤガラやキビナゴ、カサゴなどを捌きました。僕は何度か捌く機会があり、鱗を落とすところから最後まで魚を捌くことが出来ました。しかし、キビナゴを捌くのには時間がかかりました、、、なぜなら、小さい!キビナゴの身を1枚1枚開くのには集中力と根気が必要で、もう一生分のキビナゴを捌いたのでもう捌かなくてよさそうです(笑)。
夕ご飯
1日目の夕ご飯は魚食!!
自分たちの捌いたキビナゴを素揚げと唐揚げ、煮付けにしました。僕はなぜか煮付け担当だったのですが、味付けが難しく調味料の分量がよく分かりませんでしたし、約20人分の煮付けということでとてもプレッシャーを感じてました(笑)。キビナゴ以外にも株式会社GATEさんからアジを頂いたので、それは塩焼きになりました!
まずは、キビナゴの素揚げを1口!
美味い!
漁をしてちょうどお腹が減っていたのでいつもより何倍も美味しく感じました。さらに、赤だしが疲れきった身体に沁みましたね。秋になり寒くなってきた頃の味噌汁ほど美味いものはないです。
山ほどのキビナゴがとれたのでお腹いっぱいになるほど食べれました。
ワークショップ
ご飯を食べ終えると今回2日間で学んだ「漁業」についてこれからどうして行くべきかチームで考え、それをプレゼンするワークショップをしました。その時に感じたのが「全てが想像以上だった。」ということです。まず、1日目に二木島について思った漁村が廃れている現状。さらに、定置網がどのような仕組みで操業されているのか。漁業の現状。など多くのことを自分の目で見て感じることが出来ました。このような定置網漁の魅力や現状をどのように全国や世界の人々に知ってもらい、二木島の漁村に来てもらうか会議をしました。僕たちのチームで上がった案はどのようにPRするかです。3つの案が出ました。1つ目は休校している学校を利用することです。その学校をキャンプなどに利用することで子供たちにも興味を持ってもらえると考えました。2つ目はゲストハウスを使うことです。そうすることで大学生や長期休暇で二木島に訪れる人々に使用してもらい、定置網漁にも興味をもってもらえると考えました。3つ目は熊野古道と定置網漁どちらも楽しめるようなプランにすることです。そうすることで、山に興味がある人も定置網漁に興味を持つようになり、海に興味がある人は熊野古道に興味を持つようになると考えたからです。この3つの案をSNSを通して伝えていくことで今の若い世代に興味を持ってもらおうと15分の発表をしました。準備時間は1時間だったもののチームの仲間と協力をして討論から発表までひとつひとつ段取りをして行えたので、とても自分の成長に繋がりました。
まとめ
今回の自然環境リテラシー学では「漁業」と二木島の人々の関わりについて学びました。実際に定置網漁を体験してみて定置網漁がいかに大変か理解出来ましたし、定置網漁の概念を覆そうと努力していらっしゃる田中りみさん達に勇気を貰った気がしました。今回の自然環境リテラシー学の実習が1番学び多き実習となりました。有意義な時間を過ごさせて頂きありがとうございました。皆さんもぜひ定置網の魅力について実際に体験して感じてみてください!!
最後まで読んで頂きありがとうございました!