軽くふれてください
よく自動ドアに貼ってある「軽くふれてください」のステッカー。
あれはそこに手を持ってこさせることで側面から発信されている赤外線を遮断させ、それを感知して開く仕組みになっている。
つまりふれなくてもドアは開く。
なぜか、今日ふと「これが人だったら」と想像してやってみた。
軽くならふれていいよ、と誘われ、恐る恐る手を伸ばすと、直前でパッといたずらっぽく身を翻される気分。
じらされてるような、からかわれてるような。ドギマギしてしまいそうになる。たかが自動ドアに。この小悪魔め。
ていうか何やってんだ俺は。
と思うけど、想定外のことをしないと見つからないこともありそうだから、これからもこんなことはたまにやると思う。