見出し画像

Diablossa高田FCユース観戦記~出場機会を得る事での成長スピードの早さ~

U18奈良県2部リーグも夏休みの中断期間を経て、8月27日(土)より2ndステージがスタートし、各チーム今季2回目の対戦に入りました!

我が推しチームのDiablossa高田FCユースは以前に添付するnoteに書いた通り、開幕戦でスコア以上の惨敗を喫した奈良学園高校との再戦という事で、あれから約5ヶ月の成長を期待して前回以上の戦いを見せてほしいと願っていました!

■第10節 vs 奈良学園高校戦
○Diablossa高田4対3奈良学園●
【得点経過】
18分:高田FC
25分:高田FC
33分:奈良学園
45分:奈良学園
52分:高田FC
63分:奈良学園(FK)
88分:高田FC

■スタートメンバー布陣

Diablossa高田FC(赤/黄)

Diablossa高田FCユースは開幕戦とは違って奈良学園と同じシステム(1ー4ー4ー2)でスタートしました。

■観戦記
開幕戦で足の速いFWにやられた記憶が強かったので立ち上がりが不安だったけど、今回は同じシステムでミラーゲームにしてきたこともあり、マンツーマンのプレッシングの効いた守備で危なげなく、序盤はボール保持しながら上手く乗りきったと思います。

18分の先制点となった攻撃は右サイドのSBーCBの選手間を抜けた⑪がパスを受けて、そのままゴールに向かいシュートを決めたシーンは『ハーフスペース』を上手く攻略した再現性あるプレーでした。

更に25分の右サイドでスルーパスから⑨が走り込んで深さを取ったあと、ゴール前に飛び込んできた⑳にボール落として決めた追加点も『押し下げて→戻す』を心掛けた再現性あるプレーでした。

この2得点は本当にこの夏休みのトレーニングで得た崩しの成果だと自信を持って良いと思います。

しかし30分頃から少しずつ奈良学園のボールホルダーに対するプレッシングが弱まってきた事で、奈良学園が高田ユースのDFラインの裏へボール蹴ってくる様になり、疲れからか高田ユースの守備対応が遅れだして、まず33分に右SB⑯裏に蹴られたロングボールを奈良学園に拾われ、スピード上げられたまま高田GKとDFのライン間にグランダーのクロスをダイレクトでシュート決められ失点しました。

やっぱり駆けっこになってしまうとスピードで劣る高田ユースに出来る事は限られてしまうので、ここは駆けっこにならない様にどう対処すれば良いか、選手一人一人が今後の課題として対策のイメージを共有しておく必要があると思います。

この悪い流れは止められず…45分に中盤で縦パスを奈良学園にカットされたショートカウンターからも失点して、2点リードも瞬く間に同点とされ、そのままハーフタイムを迎えました。

45分間プレッシングは続けられないので仕方ないとは言え、考え方を変えれば45分間の中でもボール保持して足を休ませる事は出来ます。
得点したあとはパワー使ってるので一旦ボールを落ち着かせる時間帯を作れると良いと思いました。

そしてベンチメンバーがほとんどいないので後半スタートも同じメンバーでKICK OFFします。
ここは本当に選手達が暑さ厳しい中でも対戦相手に負けない様に、頑張っているところなので皆さんにも是非知ってほしいです。

ハーフタイムで気持ちをリセット出来たのか、後半早々52分に奈良学園の逆手を取るショートカウンターで勝ち越しに成功しました!
ここは2点差を追い付かれてもメンタル落とす事なく逞しく前を向ける様になったと思います。

ただ後半に入っても中盤のポジショニングが悪く両ボランチが近づき過ぎるため、前進の構造を作れずビルドアップに苦しんだのは変わり無かったです。

そんな中で63分に奈良学園のFKがポストに当てながらもゴールにぶち込まれて再び同点とされてしまい、さすがに高田ユースの選手達も凹むかなと思いましたが、ここでも誰一人下を向く選手がおらず、次の1点を獲ることだけに集中している様に見えて、開幕戦のダメダメぶりを見ている身としては、本当に成長したな…と感じたシーンでした!

後半ウォーターブレイク後は中盤を使うのを控えて、ロングボールで奈良学園の両サイド深く押し込む様に方向転換したのか、サイド展開からクロスが上がる様になりました。

これにより奈良学園GKの好守に合いながらも粘り強く攻め込む事が出来て、遂に86分CKからのゴール前混戦からの浮き球を誰が決めたのか見えなかったけど、高田ユースがヘディングで押し込み三度勝ち越しに成功しました!
これは選手達が気持ちで決めたゴールで、恥ずかしながら私も思わずガッツポーズしましたよ…笑

そして残り数分+アディショナルタイムをどうクロージングしていくのだろうか?土壇場で失点してしまう課題を克服しているのか?に注目しましたが、選手達は慌てる事なく意思疎通が出来ており、ボール保持と敢えて簡単にゴールに向かわずコーナーを目指すボール運びで、時計の針を回す事に成功して試合終了の笛を無事に聞く事が出来ました!

これで2ndステージ初戦を奈良学園にリベンジ果たしただけでなく、試合予定の無かった天理高校を抜き暫定で首位に返り咲きました!

この試合は最初の30分間は理想的なゲーム内容だったものの、残り60分間は上手くいかない状況の中で課題は残るものの、見事にゲームメイクする強かさを魅せて見事に勝点3を獲得しました!
これは選手達にとってもかなり自信になったと思います。

■暫定順位【8月31日時点】

■出場機会の少ない選手達へ!
Diablossa高田FCユースは3学年でメンバー15人ぐらい?と少数精鋭になっている上に、現在は故障者もいるので12人ぐらいのギリギリなメンバーで戦っている様です。

そういう環境の中でも彼らは県2部リーグとは言え、序盤の負けから一転して成長を遂げ無敗記録を6試合に伸ばし、現在は優勝争いをしており来季は県1部リーグへの昇格も視野に入って来ました。

リーグ戦が開幕して5ヶ月で、ここまで成長が出来たのは日頃のトレーニングやサッカーを理解する努力もあると思いますが、公式戦という舞台でほとんどの選手がピッチに立って試合を経験できるという『出場機会』の多さからも、成長スピードを上げた要因になったと思われます。

もし現在の部活等の所属チームで公式戦の出場機会に恵まれない1、2年生の選手達の中、もっとやれる!と思う選手がいましたら、私が言うのも烏滸がましいですが、是非とも今からでもDiablossa高田FCユースでプレーする事を考えてみてください。
まだまだ間に合うと思います!

そして来年に高校進学される中学3年生の選手達も高校部活だけでなく、即戦力として活躍の場が期待できるDiablossa高田FCユースも選択肢の1つとして、ご検討よろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?