運動を習慣化している経営者がなぜ多いのか?
お金と時間があっても運動は習慣化しない
「運動を習慣化している経営者は多い」
と、一度は聞いたことがあると思います。
当たり前すぎて言う必要もないくらい、運動は、
・肥満防止
・リフレッシュ効果(抗うつ剤と同じくらいの効果)
・自己肯定感の向上
など、様々な効果があります。
では経営者のように、
「お金と時間があったら運動が習慣化するのか?」
と言われると、そうとも限りません。
運動を習慣化するには、ちょっとしたコツが必要になります。
①仕組み化すること
まず一番危険なのは「自分のやる気に頼ること」、
つまり「感情」で運動をやろうとしてもまず続きません。
「運動をやろう」と決めた日はやる気がみなぎっていると思います、
けれども翌日になれば仕事や家事の疲れで、
「今日は疲れたから明日やろう」
という感じでどんどん先延ばしになり、結果的に続かないのがオチです。
それよりも感情に頼らなくても良い「仕組みづくり」が必要になります、
例えば
「運動する時間をあらかじめ決める」
「友人と約束する」
「トレーナーに予約する」
など、あらかじめ決めておくことが必要になります。
人と約束することで、自分が乗り気でなくても行かざるを得なくなります。
可能であれば気の知れた友人よりも、緊張感のある相手の方が約束を断りにくくなるので理想です。
仕組みづくりのもう一つの手段として「環境をつくる」ことも重要です。
例えば、
寝る前にリビングにヨガマットを引いておく、そして朝起きたらリビングに直行してストレッチ。
もしくは、
職場に運動着を持参する、退社と同時に運動着に着替えて、電車ではなく歩いて帰宅する。
このように、自ら「運動せざるを得ない環境や状況」をつくっておくことも一つの手段です。
今日から自宅で運動を始めよう!
と思っても、自宅で運動するスペースさえなければその時点でやる気は半減します。
経営者の方はこのような「仕組みづくり」が非常に優れています。
「自分では怠けてしまうので、毎週○曜日の○時は一年後までトレーニング予約入れておいてください」
など、感情に頼らなくても運動が続けられるように、工夫されています。
②具体的な目標
運動を習慣するための2つ目のコツは「具体的な目標」です。
「今年こそは運動しよう」
と新年の目標で掲げる人はいますが、
習慣化できるのは1割ほどです。
「なぜ運動するのか?」
「どの時間帯に運動するのか?」
「週何回運動するのか?」
「いつまで続けるのか?」
など具体性がない目標はほぼ実現しません。
人間の本能として「現状維持」でいたいという「ホメオスタシス 」と呼ばれる性質があるので、
現状から変えようとするなら「明確で具体的な目標」がないと、
今のままでいたいと感じてしまいます。
ここも経営者の方達は目標設定が上手で、
「3ヶ月先に部下の結婚式があるから、それまでに毎月2kg、トータル6kg痩せたい」
「そのために毎週火曜と金曜の週二回、17:00~18:00の60分でウエイトトレーニングを行う」
など、具体的で明確な目標設定をします。
やる気や根気は習慣化には使えない
やる気や根気は土壇場では必要な感情ですが、
日常的になにかを習慣化する時は、感情に頼らなくても良い「仕組みづくり」が必要になります。
例えば朝1時間読書したいのであれば、寝る前に、
・読む本を机に置いておく
・思考を使わないために「翌日着る服を用意しておく」
・家事に時間をとられないために「朝食をあらかじめ準備しておく」
・通勤ラッシュになる時間を避け、早めに出社して社内で読書する
など、ちょっとした仕組み作りをしておけば時間も生まれます。
僕自身も来年は色々とチャレンジしたいことがあるので、
それを実現可能できるような「仕組みづくり」を今から準備しておきたいと思ってます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?