震災クロニクル【最終版予告】
長きに渡って、東日本大震災の事後を赤裸々に書いてきたつもりだ。しかし、ここでいったん幕引きとしたい。それは復興につながるプロセスが震災後1~2年ではあまりにゆっくりすぎて、日常の変化の僅かな違和感を表現するのには文章力も表現力も足りないと気がついたからである。
未曾有の災害に立ち向かう人々の直向きさの裏に愛憎うごめく、強欲の醜態。人間の本質が少し垣間見えてしまった期間だったと思う。本当に隔離された地域になったとき、人の本性がちらりと顔を覗かす。そんな非日常を描ききれなかったことは自分の文章力不足という一言に尽きる。近々『震災クロニクル最終回』をアップする予定。
一足先に
皆様、多くのご愛読、コメント、サポート本当にありがとうございました。自分の力の原動力は皆様の温かい支援の声だったと思います。
震災関連の書き物は3年後からの別編で始動させるつもりでいます。震災の3年後からの話は人の醜さが多くなってしまうと思います。不快に思われる方もいらっしゃるとは思いますが、なにとぞご容赦を。
福島県のどこかに住んでいます。 震災後、幾多の出会いと別れを繰り返しながら何とか生きています。最近、震災直後のことを文字として残しておこうと考えました。あのとき決して報道されることのなかった真実の出来事を。 愛読書《about a boy》