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日本のものづくりを守ろうとすればするほど守れない
数日前にトヨタ社長 豊田章男氏が声を大にして、こんなことを言っていたようだ。
「日本のものづくりと自動車産業を守り抜く」
一見聞こえが良く、特に自動車産業に関わっている人からするととても頼もしい発言のように感じるが、僕は豊田氏はいつの時代を生きているのだろう??と言う発言にしか聞こえない。
数十年前にこの発言をしていたら豊田氏は日本の自動車産業のヒーローになれたかも知らないが、とっくに時代は変わってしまったのだ。
たとえ、日本一の時価総額企業の社長が上記のような発言をしたからと言って世界に対しては1mmも響かないだろう。
響かないどころかいつまでも内燃機関からシフトできないトヨタは環境保護団体等からバッシングを受ける可能性も低くないが、どんどんトヨタの影響力がなくなりその頃には世界から相手にすらされない企業になっているかもしれない。
はっきり言って、『日本のものづくりを守ろうとすればするほど守れない』のだ。
もう世界はBEVシフトの『ポイント・オブ・ノー・リターン』等の昔に過ぎている。
環境問題だけではなくいろいろな理由でカーボンニュートラルの話しは進んでいるのは間違いないが、力を失った日本の一企業がどんなに吠えようと残念ながら内燃機関の終わりは既に決まってしまっている。
決まってしまっていることに対しどんなに足掻いても無駄なので、世界の為にトヨタはスマートな決断をするべきではないかと思うし、それしか生き残れる方法はないだろう。
この産業に携わっている人も同じであるし、賢い人は既に行動している。
耳の痛い話しだが、沈むと決まった泥舟にいつまでもしがみついているほどバカな話しはない。
周りの沈んでいない舟に一刻も早く自分から踏み出すべきだ。
あなたの小さなプライドなんて誰も気にしていないので、そんなモノは捨てて時代適応するべきだ。
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