【R18版】ケモミミ少女になったのでエンタメで覇権を取りたいと思います②

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 あるおっさんが、目覚めたらケモミミ少女だった話。

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 それから配信を始める。
 キャノットへの賛辞と、柿をくれたご婦人への感謝、今日、声を掛けてくれた人たちへの祝福。
 それらを述べてから話を始める。

 話すことは秋が深まり、気候がよいことと、今日の突き抜けるような青空のことから始まり、この辺りがまだ湿地と草原だった頃の話をする。
 全く記憶にないことのはず、知らないはずのことがスルスルと出てくる。
 人の暮らし、自然のこと。
 人が田畑を耕し、豊かな暮らしをしていたこと。
 そのような話をした。

 そして、私の歌がリクエストされる。
 昨日とは違う歌を。
 これも平和と豊かさを望む祈りの歌だ。

 再び眼前が懐かしい景色へと変わる。
 身体が軽く、風になったような気持ちで歌い上げる。
 己の歌で己が浄化されているかのような気分になる。

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