【小説】○スガキ屋③(終)
魔法を失った世界で魔族の錬金術師があれやこれやする話。
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※挿絵はDALL·E/GPT4を用いています。
それは私がかなり酷い、卑猥な言葉で喘いでいた時だ。
客相手のことだから、具体的な言葉などどうでもいいだろう。
まぁそれを言葉にするのが、素面では恥ずかしいからと言うのもあるのだけど。
何にしても、私が客に媚び、客のセックスを楽しんでいると演技をしている時の事だ。
一つのアイデアが浮かんだのだ。
魔素がごく低温で、実態を持って流動するのは知られているが――と言っても、それを人間が観察できないが――これを結晶内の魔素に適用できないだろうか?
と言うアイデアが浮かんだ。
まさか自分の腹の中で、客の精液が届いていて、「とろけるぅ」とあどけなく喘いだ時のこととは言えまい。
私は嬉しくなって、客に「大好き」と言って、何度もキスを求めたのだから、相当にトランス状態だっただろう。
何にしても私は接客中にアイデアが浮かんで、シャワーもそこそこに研究室に入って、計算を始めたのだ。
偶にこういう事があって、屋敷内を半裸で徘徊している連中もいるが、それも仕方あるまい。
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