牛メイクのモデルだけだと思ってたのに②
友達の誘いで牛の特殊メイクをした女性の話。
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※挿絵はDALL·Eを用いています。
私はお風呂に入りながら、やってしまった感に苛まれていた。
イチカはいい子だし、傷ついていないといいけれど……
反省しても反省しきれない。
あぁ、もやもやするなぁ。
お風呂から出てイチカに何か言おうとしたけれど、イチカは自分の作業に掛かりきりだった。
「何か手伝えることある?」
「大丈夫だよ」
イチカは普通の態度だった――と言うか、あんまりこの子が感情的になるところを見ないからなぁ……
「あのさ……さっきの。なんかごめん」
「さっきの? あっ。ううん? そんな謝るようなことじゃないし」
イチカは作業の手を止める事なく返事をしていた。
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