role models
目標とする人がいる、というのはよくあることかもしれない。
人によってそれは違うと思うが、私にも目標とする人がいる。
1人目はストロベリーナイトの主人公姫川玲子で2人目は壇蜜である。影を抱えたキャラクターに惹かれる傾向にあり、人間関係や進路、家庭や生きる意味に悩んだ中高時代、姫川玲子の強さと時折見せる儚さを伴う弱さは私にとってとても魅力的だった。警察という男社会で生きるために強く振る舞わなければならない、男のような価値観、言動を求められることもある理不尽な状況下でも彼女はいつでも魅力に溢れていた。それは姫川を演じる竹内結子さんのなせる業も合いまると思うが、今までもこれからも彼女は私にとって道標だ。大学に入りジェンダーを学ぶ中で彼女がしたであろう苦労を慮ることも容易くなり、より彼女に魅了されるこのごろだ。
2人目の壇蜜さんに関しては、好きなアーティストがおすすめしていたことから今まで興味のなかった世界に足を踏み入れたのが中二頃だった。自らの役割を理解し、社会から求められる像を演じる彼女はとてもプロフェッショナルで、やはり魅力的だった。また、ブログの穏やかな世界観とカメラの前で見せる表情のギャップも好きで、言葉選びのセンスは抜群だと思う。それは彼女が今まで学んで、経験してきたことから生まれるものだと思うし、彼女のような職業の人が多くの人の目に触れることはそれまでなかったことを考えると、やはり彼女も強いんだろうなと思う。女性らしい、という言葉はあまり好きではないが、彼女を表する時には使いたいと感じる。消費物ではなく、壇蜜という一人の人間として振舞って、自分の考えを述べつつ出すぎないところは社会で生きる、上手くやっていく上で自分にも学べるところがあると思う。
職業というフィルターを通されるので壇蜜さんを好きだと胸を張ってなかなか言うことが出来ないのがとても申し訳ないがこれからも売上に貢献しつつ見習っていきたい大切な存在だ。