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鉄道150年特集バックステージ⑩・新事実!「ラーメン構造」で構築された地下鉄トンネルで交錯するユダヤ系ドイツ人技師と、カンカン踊りを踊ったお針子の「記憶」
小菅(こすが)マサ子さんは1916(大正6)年京都・鞍馬生まれ。昭和初期に名古屋から上京し、お針子として日本橋高島屋の裏手の店に住み込んで、着物の裁縫の仕事をしていました。同年代のお針子と一緒に店に寝起きする毎日。縫った着物は高島屋に納められていました。厳しい仕事だったけれど、芸能人の着物を縫ったという腕達者でした。 毎日裁縫にいそしむマサ子さんの楽しみは、お針子仲間みんなで、できたばかりの東京宝塚劇場へ行ってレビューを見ること。「帰りの地下鉄銀座駅の地下道には大きな