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「妹背山婦女庭訓』<第一部>』

9月15日は国立劇場 へ。

通し狂言『#妹背山婦女庭訓』
序幕・二幕目・三幕目

『妹背山婦女庭訓』9月・10月の通し公演


妹背山を通しで見たのっていつだっけ?
たぶん歌舞伎では見ていない・・ワタシ。
見取り狂言では『三笠山御殿』『吉野川』がよくかかるけどね。
文楽 では2019年5月に通しで見ているのよね🥰

序幕『春日野小松原の場』
お節介な腰元 橘太郎さん、玉朗さんが笑いを誘う。
橘太郎さんは『吉野川』まで、このキャラでいきます❗️そつなくこなすよね〜、橘太郎さん💕

この腰元たちに連れられて 雛鳥 梅枝さん 🐥
綺麗&かわゆらしい〜😍
そこに通りかかる久我之助の萬太郎さん
凛々しく、精悍💕

ここの場面、雛鳥の方が先に久我之助に気づいて(あらっ?)的に見るのよね。
この時点で、雛鳥が先に惹かれた感が強い感じがする〜🤭

ちなみに、梅枝さんも萬太郎さんも初役とな❗️
すごいわ‼️ 主なお役、全員初役よ👏👏👏

雛鳥に横恋慕する宮越玄蕃は荒五郎さん
この場面しかお出にならないけど、なかなかのインパクト❗️赤っ面に大仰な様。こういうヒールなお役も良き👍
橘太郎さん腰元小菊に吹き矢で耳打たれちゃうけど🫣

藤原鎌足の娘で、入鹿が妃にしようと企んでいることを聴きつけ父の元に逃げようとする采女の局は、新悟さん 。高貴なお方が似合う❣️
この場面だけではもったいないな🥺

二幕目『太宰館花渡しの場』
序幕から一転、空気が重くなる🙁
初役とは思えん 時蔵さん 定高。
品格と芯の強さを姿、声から感じる。

松緑さん 大判事も初役と。老け顔の拵えの割に若めの声だけど、貫禄と大きさを感じる😌

蘇我入鹿は、坂東亀蔵さん。
普段のお優しいそうなお顔に藍隈、
がーっと入れて威圧感あり🐬
時蔵さん、松緑さんにも負けてない❗️

入鹿は大判事に久我之助を自分に仕えるようにと、定高には雛鳥を側室として差し出すよう命じる。

三幕目『吉野川の場』
何度見ても悲しい『吉野川』
前半、吉野川を挟んで対岸の大判事家にいる久我之助を気付かせようと、お節介、否世話好き腰元2人のほっこり場面は、後の悲劇をより悲しくする(泣)

個人的には、母としての心情が溢れ出る時蔵さん定高に惹きこまれた〜😢

一度は入内を受け入れた雛鳥の、久我之助へ想いを鑑み、娘の首を切る・・。時蔵さんの、振り下ろす刃、そして腰から崩れ落ちるような定高。静かに凄い・・😭😭😭

その時蔵さん定高の放つエネルギーが
松緑さんの父性を引き出したのか、松緑さん大判事の顔、声が変わっていく🥹
最後は2人で持っていった『吉野川』。

赤姫が超絶美しい梅枝さん雛鳥の一途さ健気さ潔さにも(涙)
切腹久我之助が瀕死の状態でしばし放っておかれるけど萬ちゃん集中力キープ👍
雛鳥の首を見る久我之助が愛おしく(何という運命なんだ・・)と😢

そしてね、義太夫が良かった❗️
序幕、二幕目までは、上手の上の方で演奏するのだけど、『吉野川』では、妹山(太宰家)、背山(大判事家)
に分かれての山台。
特に妹山の、谷太夫さん(浄瑠璃)淳一郎さん(三味線)が、時蔵さんとの呼吸がぴったりで鳥肌が立ったわ〜🥰

平日ということもあって、結構空席あり。
とても良いお舞台なので、たくさんの方に見てほしいなぁ。

来月は、『妹背山婦女庭訓』第二部。
人気の『道行恋苧環〜奥殿』
来月も見に行かなくては❗️

10月も続きます
国立劇場は建て替えのため10月末で一旦閉館

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