3/18 伯山PLUS
仕事終わりに3ヵ月ぶりの #伯山PLUS へ。
私史上 伯山PLUS 最前方列 2列目(上手寄りだけど)でした😊
青之丞さん『大久保彦左衛門 将棋のご意見』
伯山先生 『本阿弥光悦』
はる乃さん 曲師:美舟さん 『真柄のお秀』
伯山先生 『二度目の清書』
4席とも初聴き❗️と思ったけど青之丞さんの『大久保彦左衛門 将棋のご意見』(大久保彦左衛門、聞いたことあるかも!)と思って過去ブログ漁ったら、やはり聞いてました!昨年夏の伯山PLUSで😅
徳川家のご意見番の大久保彦左衛門が将棋に凝り出したもののルールを知らないで将棋をする殿様を傷つけないように助言する話し。
青之丞さん、ますます伯山先生に似てきた(笑)
伯山先生一席目は『本阿弥光悦』
これは初めて聞いた読み物。
徳川秀忠の命で名刀を求めて日本全国を歩きまわっていた本阿弥光悦。信州中原村では名主の和田与惣右衛門の屋敷に泊めてもらったところ、代々伝わる名刀『正宗』があるという。その『正宗』実は・・という話し。
田舎を舞台に、"正宗"を大切にしてきた村人たちにほっこりする😊
伯山先生、ノリノリで15〜20分くらいで終わるはずが30分超えだったそう。
愉しく、Happyな気持ちになる読み物です。
今回のゲストは浪曲師の国本はる乃さん
そして、曲師は広沢美舟さん
はる乃さん、浪曲に出会ったのは9歳(小学校4年生)なんですって❣️その頃は好きで始めたことではないので(お稽古行きたくない)と思うこともあったらしいけど高校3年まで続けたそう。
ご両親のバックアップもあって、卒業と同時に木馬亭に"プロ"として浪曲師の仲間入りして今に至るとか。バックボーンがすごいわ👍
『真柄のお秀』この話し、講談にもあるそう。
宿で働くお秀。働き者で正直。武芸の嗜みもあり申し分はないけれど、たいそう大柄(身長六尺余り、体重三十五、六貫、腹回り四斗樽並み?)
ある日、越前一乗谷の朝倉氏の家臣、真柄勘内がお秀の働く宿に泊まりにきて・・
はる乃さんの唸りは抑揚豊かで圧巻❗️
台詞は宿の主人、勘内、下男藤蔵を分け、お秀は可愛らしい高い声で語る。曲は大らかに朗々としていてシビれます💕
曲師の美舟さん。いつもながらお綺麗〜🌸
たっか〜い声で「はっ⤴︎」「よっ⤴︎」と合いの手に、華麗な撥裁きもはる乃さんの唸りをより引き立てていました。
伯山先生曰く「はる乃さんは本気出す時に美舟さんを連れてくる」と🤣 どういう意味(笑)
でもホント、はる乃さんの浪曲、いいですよ〜🌸
伯山先生の二席目は赤穂義士伝『二度目の清書(きよがき)』
初めて聞いた読み物ですが、ホント久しぶりに講談らしい講談を聞いた❗️という感じです。
神田愛山先生が「義士伝のテーマは"別れ"」とおっしゃっていたようにこの“二度目の・・"も別れの話し。
大石内蔵助は討ち入りの大望を知られないよう遊興にふけるふりをしている。家族にもさとられないよう「茶屋町の太夫を身請けして、この家に住まわせる」と言い出す。内蔵助の妻であるお石は怒り、離縁を申し出て家を出てしまい・・
討ち入り後日、亡き主君への報告に泉岳寺へと向かう途中、内蔵助は寺坂吉右衛門に浪士の身内たちに仇討の次第を伝えるよう頼み、内蔵助の家族に宛てた文を託す。
この文を手渡し、討ち入りの様子を寺坂吉右衛門が内蔵助の家族に聞かせる場面を修羅場調子の言いたてで読むのだけど、今までの言いたてで一番美しい修羅場読みだと思ったわ🥹
聞いているだけで映像が走馬灯のように現れるよう。
客席全体が(一字一句聞き漏らすまい!)という空気になり、無駄な拍手も入らず読み終わりまでしっかり聞き入った『二度目の清書』。良い高座を聞かせていただきました❣️
★伯山PLUSはチラシもチケット(私はスマチケなので)もないので毎回、太田胃にゃん先生の写真になる(笑)
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