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常に監視される利便性と恐怖感

GPSの普及

皆さんにも馴染みの深い「GPS」。
位置情報を取得するために衛星と通信しているなんて、なんだかカッコイイと思うのは私だけでしょうか。

一番身近で便利だなぁと思うのは、やはり「カーナビ」かなと思います。
あとはスマホのマップアプリルート案内をしてもらうこと。
どちらも「ナビ」ですよね。
しかし、最近ではこのGPS機能を使ったサービスの拡張が進んでいるそうです。

ビジネス利用で外回りの効率化

私の取引先でも導入していると話を伺ったのが「Salesforce」のシステム。
GPSによる位置情報に顧客情報を登録しておくことで、アポイントで行った先の近くにいる顧客をマップ上に表示し、アポなしだった顧客への顔出し訪問の提案をしてくれるそうです。
これにより営業マンの稼働率をあげ、ちょうど担当者がいれば提案して次のアポで成約に持って行くような活動ができるのと、訪問数や内容を入力することで、全国の社員のランキングがリアルタイムで表示されるような機能もあるとかで、自分がサボっているとどんどん下の方に名前が載ってしまい、マネージャーは下から見ていくことで稼働状況を確認してフィードバックし、毎日の見える化を推し進めることで業績を引き上げたそうです。

https://appexchangejp.salesforce.com/appxListingDetail?listingId=a0N30000009wvDNEAY

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彼氏・彼女・友達を検索

一方、若者を中心に登録している相手の場所を見て、近くにいるから連絡するということも流行っているそうです。

幸い私は奥さんがどこで何をしていようと信頼していますし、奥さんからは「どうせ家か病院かスーパーだろう」と思われているので、こうしたアプリは利用していません。
軽く誘って遊ぶような友人もいないので登録していませんが、暇だったら外に出ている人たちはこうしたサービスで集まるもんなんですね。
テレビで紹介されていたり、新入社員研修なんかで教えてもらってびっくりしました。

私が利用して相手の情報を利用する時と言えば、出前やタクシー配車アプリを利用した時にあとどれくらいで到着するのかを確認する時でした。
Uberやドミノピザなどのフードデリバリーも配達員の情報がGPSで表示されますよね。タクシーも同じく今どこにいてどれくらいで到着するのかを地図上で可視化してくれます。

自分の持ち物にGPSがくっついているというのは、便利でもあり怖いなとも思います。刑事ドラマなどで犯人を追跡するためにGPSを付けておくような時代ではなく、1人に1つ以上のGPSの世の中になったんですね。
高齢者のみまもりサービスとしては安心かもしれませんが、なんにせよ常に自分は監視対象であるということは頭の片隅に置いておく必要があるなと思いました。

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