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みなみのほしのはなこさま
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夜の星たちが「これでもか~」と輝く夜の出来事。
私はその日、上空に拡がる星屑のパノラマを見上げながら、悠々と散歩していた。海辺の公園はまだらな濃紺が、今にも覆いかぶさるかの如く、ひっそりとたたずんでいた。マゼンタな仕切りの横を通り過ぎようとしたその時だった。
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目の覚めるような光と共に、何かが落ちてきた。
花火の閃光!?流れ星!?
次に目を開いた時には、目の前に美しい女性が立っていた。
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「あなたは誰?」
私のその問いに、その人は真っすぐにこっちを見て言った。
「なんのはなしですか」
その人が声を発したその瞬間、私は気を失った。
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目を覚ますと、そこは見覚えのある川辺の土手の道。蝉の声が聞こえる。季節は夏。しかも相当な暑さだ。
手には虫捕りの網、肩には緑色の虫籠を斜めにかけている。まだ何も捕獲していないらしい。子どもの頃の自分?
私はゆっくりと体を起こす。そしてあることに気付いた。
私の履いているスカートのおしりのところから、ちょうど尻尾のようにくっついている何か。蛇か?いやゴールテープのような赤い帯が…?
「なんじゃこりゃ!?」思わず、松田優作さんのような声が出た。
その切れ端をゆっくりと引っ張ってみた。
そこには、縦にならんだ文字でこう書かれてある。
な
ん
の
は
な
し
で
す
か
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いや、こっちが聞きたいわ!
記憶だってちゃんとあるもの。私は夜の散歩を楽しんでいたはず。
そこへ光と共にその人がやって来て、いきなり「なんのはなしですか」と、発せられた言葉と共に、タイムリープさせられて、故郷の川辺に一人残され、おまけに尻尾が付いたスカート履かされて、間髪入れず、
「なんのはなしですか」だとっw
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すると、さっきのその人がすぐ傍に立っていた。
「つづきを読んで!」
つづき、続きって何?
そう言えばこの尻尾、くるくると巻テープのようになってるじゃないか?さっきまでなかったのに、もう巻かれてるじゃないか!
分かったよ。言うとおりにするよ。
私は、なんのはなしかわからない、その巻テープをゆっくりと伸ばして読んでいく。
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「私の名前は、南野花子。宇宙の彼方からやって来た。」
は!?南野陽子みたいな名前でかわい子ぶってんじゃないわよ。
は!?宇宙の彼方って何よ。どう見たって人間の姿してるじゃんよ。
まだテープが残ってる。分かったわよ。読むよ、読みますよ。
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「あなたにこれから、星を読む任務を命ずる」
へっ!?星を読む!? え、どういうこと!?
「すぐに駄菓子屋さんへ行きなさい。そしてくじを引きなさい」
そしてその人は音もなく消えてゆく。
は!!!なんですか!このくだり.。o○
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そして、私は子供の頃よく通っていた駄菓子屋さんへ行き、お菓子についていたくじを引いて、見事に星占いの本を引き当てるのである🎯
12星座の特徴と相性などが書かれた本を手に取り、大きく空を仰いだ瞬間、元の世界へと帰された。
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宙はもうマゼンタのパープルが降ろされ、日の出が近い。見上げれば火の星が月の近くでオレンジ色に輝いていた。
「今日は満月か.。o○」
遠くで狼の遠吠えがかすかに聞こえる。
また、あの人に呼び止められる前に…
さあ、家に還ろう🏠.。o○
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素敵なマゼンタの帯カワ(・∀・)イイ!!
提供はいつきさん賑やかし帯💓(人''▽`)ありがとう☆
そして、この物語が即効でパクられました!
姉が弟に頼んだらすぐに上がってきました!
不思議な物語w
お忙しい中、あざ~す<(_ _)>www
歴史学んでる人凄いねw
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ヘッダー画像は透き通り隊長、彩生透さんのカワ(・∀・)イイ!!バレリーナです!
いつもありがとうございま~す🌈
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