見出し画像

作品を選んで楽しむ~1807風味~

このno+eの街に来て、多角的な作品のカタチを展開する創造主がいることに驚いた。

私がまだ、no+eという世界に馴れてない頃から、その作風に感銘を受けた人がいる。クリエイターでありアーティストの1807こと壱橋零菜さん。(うまい語呂合わせw)

ご覧の通り、彼女の作品は、「絵」と「詩」と「小説」をそれぞれに描かれ、どの場面・どのチョイスからでも作品に触れることが可能だ。

読み手の気分や、価値観によって、彼女の作品を選んで楽しむことができる。これって、一方的に自分の世界観を押し付けず、判断を委ねるってことよね。それゆえ、ワクワクしながら作品を読み、手に取って観賞することができる。

間違いなく、この手の作品の制作には、膨大な時間を要する。私が声をかけさせて頂き、この創作大賞のために、『春に成る』に関連する記事を、たった一日でまとめの記事としてここに掲げられた。

約1年と4カ月弱、この作品に取り組まれた。これがその集大成!

本当に素晴らしいアーティスティックな作品だ。


あっぱれ!!1807✨


私は以前、彼女の作品に感銘を受け、記事を出させて頂いたことがある。

そしてご丁寧にアンサー記事を出していただいた。


さらに、この時、『春に成る』の主人公の一人、はるちゃんこと「遥」をイメージしたコースターを譲っていただいた。それがこちら☟

エバーグリーンの緑と白椿のホワイトの美しさ

この物語の主軸となる、3人のそれぞれのイメージカラーをもとに、彼女が描いたコースターがこちら。

左端が、私が頂いた遥の白椿コースター。

真ん中が流果の薔薇コースター。

右端が敬のラナンキュラスのコースターとなっている。

こちらが、その3人のキャラを、一つの絵柄にまとめたもの。
詩と一緒になっている、エスプレッソ・マティーニ①

そして、『春に成る』の小説の物語とリンクしています。

以下、彼女の解説を引用させていただく。

各キャラに色のイメージがあり、それを意識している絵もあります。

「緑(青+黄)=遥」「紫(青+赤)=流果」「橙(赤+黄)=敬」です。

一人だとそれぞれ色の三原色「赤、青、黄」のどれかが欠けています。
誰かと一緒にいることで三原色が揃いはしますが少し偏ります。三人でいることでバランスが取れるという関係性も表現しています。
(中略)

・コップの中の緑、紫、橙が、それぞれのキャラを表現しています。黒背景に散らしている両側の色を混ぜるとコップの中の色になります。

・扉の中はマスターの絵(超簡略版)になっており、左上は太陽=「昼のベル」なので、遥の緑に重なり、右下は月=「夜のベル」なので敬の橙に重なっています。

・三人が揃い、扉が開いているので、ベルが新しくなっていくこと、太陽と月は陰陽でもあるので、良いことも、悪いこともあるけど、三人で力を合わせていくイメージです。

絵・詩・小説、どれで読むか選べる物語(全部でもOK) 『春に成る』あとがきより


彼女の素晴らしさは、ひとつひとつの作品を、とても丁寧に創作され、詩や小説も読みやすく整理されているところ。『春に成る』の物語にかかせない珈琲や、カフェならではのイートメニューが、そのままテーマとなっていて、彩りだけでなく、その風味までも伝わってきて、読み手を存分に楽しませてくれる。

また、流果目線で書いた「雨に成る」、敬目線で書いた「空に成る」とそれぞれの登場人物の物語があって、あとがきもしっかり付いている。彼女の五感をフルに研ぎ澄ませた、色彩豊かな、絵と、詩と、小説の三段階攻めで魅せられる。

なんて粋な創作のカタチなんだろう。

彼女の素晴らしい作品を、実際に手に取って、感じてみることもできるので、まずは、この『春に成る』を読んで、観て、素直に楽しんでもらいたい。

お読みいただきありがとうございました☕
ᵃʳⁱᵍᵃᵗᵒ~(˘͈ᵕ ˘͈♡)ஐ:*ナウシカ








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?