『師走』に小話
12月を表す「師走」ですが、この言葉の意味は説明不要なほどあちこちで書かれていますね。諸説あるようですが「師(お坊さん)が走る説」が有力なのかな。年末はお坊さんがたくさんの家に出向いてお経を唱えるのに大忙しだから、といった理由ね。
さてみなさまはいかがですか? 走り回ってますか? 私は走るのが何よりも嫌いなので走ってはいません。でも地味に仕事ばかりしています。長期休み前は忙しくなる仕事です。でも忙しく頑張ったのに長期休み中も働かないといけない仕事です。年に361日くらい何かしら働いています。
そうそう、今年は初めてカメラ屋さんに年賀状の印刷をお願いしました。いつも自分で作成して印刷してるんですが、諸事情により外注しました。お金かかるけどなんかもう年賀状作りに時間を割く気分も余裕もなくてね。
仕上がりは簡単にいうと残念ながら納得できない感じでしたが、これはもう仕方ない。写真のサイズとか顔をどのくらいの大きさにしてもらうかとか細かいところをお願いせずに「なんとなく良い具合にしてください」とだけ言った私のミスです。背景をしっかり入れ込んでくださったおかげで家族の顔がちんまりしててあまり見えません。残念だけど、来年はその辺気をつけようと勉強になりました。
「なんとなく良い具合にしてください」といえば、これは美容院で「今日はどうされますか?」と聞かれたときの私の返事のほとんどがこれです。髪型をあまり変えないので「適当」にしてくれたらいいんです。カラーを入れてさらっと整えてトリートメントしてもらえれば特に文句はありません。
若いときは「知的に見える感じにして」とか「かわいいけどかっこいい感じに」とかお気に入りの美容師さんに無茶ぶりしてました。寡黙すぎる男前の彼はいつも「オッケー」みたいな感じでおそらく注文通りの髪型に仕上げてくれていました。出来上がりを鏡で見てもそうなってるのか自分でも分からないんだけどね。それと同じ感じでカメラ屋さんにもお任せしたわけです。だってカメラ屋さんは写真のプロでしょ? こちらが細かいこと言わなくてもざっくり良さげに仕上げてくれるはずと思っていましたよ。でもある意味これも無茶ぶりだったかもね。
ところで最近は増えているみたいですね、年賀状卒業宣言する人。年賀状作成ってやっぱり手間がかかるしお金もかかる。今はネットで遠い人とも繋がれる時代ですからね。わざわざ忙しい年末に年賀状用意するって大変だし私も正直、やめたいです、と言いながらもいただく年賀状は楽しいんです。友人の家族模様が見える写真付きのものや趣向を凝らしたコスプレの年賀状をいただいたりするのは。そう思うと私も家族の近況を兼ねた年賀状をやめるのは年齢的にもまだ早いかな、と思います。頑張って宛名書きしなきゃな。
プラス、ぼちぼち大掃除とおせち料理作りが待っています。一応毎年自分でおせちは作るんですが、お金かかります。買うより安いのかもしれないけど、何でもかんでもお正月価格ですね。クワイとかお正月しか食べないし、あの苦い感じが私は好きだから買うんですけどあんな小さいのが1つ100円とかするって高すぎる気がします。栗きんとんとかもめっちゃ高い。でも大好きだから買います。
あぁその前にクリスマスが来ますね。ケーキ、予約しましたか? 私はまだです。今年は当日売っているのを買おうかな、って思っています。クリスマスケーキって真っ白なクリームの上に真っ赤なイチゴが乗っていて、そのコントラストが本当にきれいです。ついでに可愛いサンタさんも乗ってるから見ているだけで幸せな気持ちになります。ブッシュドノエルですか、茶色いあれもおしゃれだと思いますが、うちは定番ケーキ派です。
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先月11月はお題企画「秋にやりたいこと」で『紅葉』を書きました。これを読み返していて今月も何か12月らしいお話を書こうと思って上の文章を書きました。『紅葉』はさらっと短いのでよかったら覗いていってください。
お気持ち嬉しいです。ありがとうございます✨