タコさんウィンナーの残りの１つについて。

ウサギのりんご、タコさんウィンナー、お弁当の定番ですね。

今朝、タコさんウィンナーを作りました。３つね。下の子のお弁当に２つ詰めたら、１つあまりました。

ウィンナーが大好きな下の子。あまった１つをあげようかなぁってふと思って、声をかけます。

「ウィンナーあまったけど食べる？」

「うん、食べる！」

近づいてきて、お口をアーンと開ける下の子。

その口元にウィンナーを近づける私。

と、ここで、あろうことか、そのウィンナーを食べたくなったのです。私が。

手から離すのをためらう私。

食べたい・・・。

一瞬考えます。お弁当に２つ入れたし、この残りの１つは私が食べてもいいんじゃないか。いや、でも食べさせてあげようと思って、今、こんなふうに呼び出して下の子の口の上でウィンナーをぶら下げているのに、まさかやめるとかないだろう。でも、私もウィンナーが食べたくなった。

逡巡していて手からウィンナーを離せない数秒間。

なぜか口に入ってこないウィンナーに、下の子が「え？」って顔していったん口を閉じます。

いや、その、食べたくなって、母は葛藤してるんよ。

そして私はウィンナー欲に負けたのです。

「私が食べたくなった」と突然、告白します。

下の子はハテナの表情を一瞬します。

「えー、そしたら『食べたい？』って聞かなければいいのに〜」

って笑って、でも「食べていいよ」って言ってくれました。

食べた・・・。

パクリ。

美味・・・。

#エッセイ #お弁当 #ウィンナー #欲 #大童

母親なのに子供みたいな私に、子供なのに母親みたいに優しい下の子。