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選挙と私

大学生のころ、「次回の選挙は何ですか?」と街頭インタビューを受け、「わかりませ-ん」と元気よく答え、変人扱いされたことがあります。
中流家庭に育った私はある意味、悩みもなくフワフワ幸せな幼少・学生生活をすごしてきたと思います。

当時はバブル期。就職で苦労することもありませんでした。勉強よりサークルやバイト活動が忙しかった中でも、求人数はそれなりに多く、なんとなく地方公務員になりました。

ところが、就職後に、男女差別・結婚後のキャリア形成の難しさなど、実際に結婚・出産してから気づきました。
さらに、公務員として従事する中、関係団体や族議員との不透明な関係性・不健全な政策形成のあり方など、社会の矛盾を感じたところです。
(結局、娘(重度知的障害者)の介護との両立ができず、離職しましたが…)

さて、今回の選挙で、政治の世界ではまれにみる与野党伯仲・どちらも過半数をとれないという状況になったようです。このような混迷の時期こそ、私たち有権者は日頃の議員の先生方の政治姿勢に注視する必要があると思います。

議会の先生方の質疑により議員の先生方がどのような分野に関心を持ち、力を入れているかを客観的に知ることができます。国会にしろ地方議会にしろ、議事録のほとんどは公表されていますので、(新人の方を除き)選挙時の言動以上に、議事録を丁寧に読むことでその方の力量や考え方を知ることは可能と思われます。(国会中継でも、過去に石破総理が腕組みしながら熱心にやり取りを聴いていらっしゃる様子は印象的でした。)

少子高齢化・国力の低下で今後ますます難しいかじ取りが必要と思われます。こんな時期こそ、丁寧な議論・熟慮の国会運営を!
いわゆるサイレントマジョリティの一人として、切に願います。


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