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空手を世界に拓いた男――船越義珍と『唐手術』の歴史的価値【モーカルナビPlus・輸出編】

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1. はじめに

船越義珍(ふなこしぎちん)の名を聞くと、空手に少しでも興味を持つ人ならば「松濤館流の創始者」「空手道を世界に広めた人物」として思い浮かべるでしょう。彼は沖縄発祥の武術を「からて(唐手)」と呼ばれた時代から日本本土へ紹介し、今日の空手道の礎を築いた立役者です。そんな船越義珍が1926年に世に送り出した著作『唐手術』は、当時の武術事情や空手の技法・精神論などがまとめられた、歴史的にも極めて重要な古書として知られています。

このたび紹介するのは、まさにその貴重な初期版の一冊です。海外オークションで高値(約560ドル)で落札された例もあるように、古今東西を問わず武道愛好家や古書コレクターから絶大な注目を集めています。ここでは、この『唐手術』がいかに高い評価を受けるのか――船越義珍という人物や出版当時の空手事情、本書の内容や希少価値、さらにはコレクター市場の視点など、多角的に解説していきます。空手道の魅力はもちろん、古書の醍醐味や海外輸出のポイントまで、じっくりと掘り下げることでこの一冊の価値を再認識していただければと思います。

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2. 船越義珍と『唐手術』の歴史的背景

2-1. 空手の創始者、船越義珍という人物像

船越義珍(1868-1957年)は、沖縄の那覇市近くに生まれ、幼少期から地元に伝わる手(ティー)や唐手(からて)を学びました。伝統的な沖縄武術を洗練し、後に日本本土に紹介したことで「空手道の父」と讃えられる存在になりました。沖縄の唐手は古くから中国拳法や琉球古武術の影響を受けて独自の発展を遂げており、船越義珍はそれを体系立て、さらに「空手道」として確立する道を切り開きました。

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