見出し画像

江戸期の美を纏う旧伊万里:花唐草文様の希少皿が海外で高値を生む理由【モーカルナビPlus・輸出編】

残り5

1. はじめに

日本を代表する伝統工芸品のひとつ、伊万里焼(有田焼)は、江戸時代から続く長い歴史の中で数々の傑作を生み出してきました。なかでも18世紀頃(1700年代)に作られた古伊万里は、繊細な絵付けと染付の美しさ、そして時代を経てもなお失われない高貴な存在感が海外のコレクターを魅了しています。

本記事では、花唐草(はなからくさ)文様をあしらった古伊万里皿に焦点を当て、その魅力や希少性、海外での需要、そして出品・売買のコツを解説します。時代背景から真贋判定のポイント、実際にオークションサイトへ出品するときの注意点まで、幅広く網羅した内容をまとめました。江戸期の美を世界へ届けたい方、または輸出ビジネスの一環としてアンティーク陶磁器を扱いたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

「日本のアイテムが海外のオークションで高値になると、
ちょっと優越感を感じませんか?」

和雑貨、レトロ家電、アニメ系グッズ…
海外のバイヤーにとっては“珍しくて欲しい”商品が、まだまだ国内に眠っています。
でも、

  • どの商品が“優良アイテム”なのか

  • 海外バイヤーが落札・購入に踏み切る決め手

  • 検索に埋もれない“出品タイトル&説明文”

  • 配送・関税トラブルの注意点

こうした疑問をひとつでも抱えているなら、
本記事がきっとお役に立つはず。
いまは限定数で手ごろに販売していますが、
売り切れになった時点で、次のリリースでは必ず値上げいたします。

「輸出で世界とつながり、想像以上の利益を狙う」
その第一歩を、今のうちに踏み出してみませんか?

・・・気になるあなたは、目次を読んで想像してみてください。


▼eBayやCatawikiに出品したらスゴいことになる他の商品も見てみる▼

▼まずは「初月無料」で1ヶ月間じっくり読み放題が良いあなたはこちらへ▼

▼まだ疲れるリサーチで消耗してるの?AI×ネット物販の方法はこちらへ▼

ここから先は【有料記事】となります。


2. 古伊万里(旧伊万里)とは

2-1. 歴史的背景

伊万里焼(有田焼)は、17世紀初頭に佐賀県有田地方で生まれた磁器文化です。当時の製品は、積み出し港の伊万里港から輸出されていたため「伊万里焼」と総称されるようになりました。特に江戸時代中期から後期にかけては、国内外の需要が高まり、国内の各藩や民間窯も競って技術を研鑽しました。
こうして高度な絵付け技法や多彩な文様が生まれ、とりわけ繊細な手描きの染付(藍色)や赤絵(赤色をメインにした上絵付け)が主流となりました。1700年代のものは「古伊万里」や「旧伊万里」と呼ばれ、時代性や作家性から非常に高い評価を得ています。

2-2. 花唐草文様(はなからくさ)の魅力

花唐草とは、草花の蔓(つる)や枝が唐草状にうねりながら連続するように描かれる文様の総称です。日本独自の繊細な意匠とアジア的な装飾感が融合し、見る者に優雅さや調和の美を感じさせます。古伊万里の花唐草文様は染付の藍色をベースに、軽やかなリズムを刻む曲線と花のモチーフが絶妙に配置されているのが特徴です。
海外のコレクターにとっては、エキゾチックな東洋美術の象徴であり、和の伝統的意匠を堪能できる最上の芸術品として支持されています。

2-3. 海外で「Japanese OLD IMARI」と呼ばれる理由

海外オークションで見かける「OLD IMARI」は、伊万里焼全般を指すことが多いですが、とりわけ江戸期に焼かれた古伊万里を意味します。17世紀から18世紀にかけて日本からヨーロッパへ輸出された初期伊万里は、磁器の品質や独特の絵柄が珍重され、王侯貴族の間で広く収集されていました。その歴史的背景も相まって、現代でも海外では“OLD IMARI”というブランドイメージが強く、根強い人気を誇っています。


3. 花唐草文様の古伊万里が海外で人気な理由

3-1. エキゾチックな美しさ

ここから先は

4,137字

¥ 300 (数量限定:残り 5 / 5)

PayPay
PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?