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19世紀英国の粋を纏う:ロバート・ソーントンの銀製カードケース(1871年)を徹底解剖【モーカルナビPlus・輸入編】
1. はじめに
19世紀イギリスといえば、ヴィクトリア女王の長期統治による安定と繁栄が社会に根付いた時代です。産業革命を経た技術進歩と上流階級の趣味嗜好が交わる中で、銀製品やアクセサリーの装飾技術も一層発達し、多様な芸術作品が生み出されました。
その中でも、シルバーカードケース(名刺入れ)はヴィクトリア朝期の持ち主のステータスを反映するアイテムとして人気が高かったものの一つ。今回取り上げるのは1871年、バーミンガムにてRobert Thornton(ロバート・ソーントン)が手掛けたとされる銀製カードケースです。全体に美しいエングレービングがほどこされ、67gの重量感とともに華やかさを体感できる逸品。専用ケース付きという点も含め、アンティーク市場で注目される理由を探ってみましょう。
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2. バーミンガムの銀製品とロバート・ソーントン
2-1. バーミンガムが英国銀細工で果たした役割
ロンドンやシェフィールドと並んで、イギリスの伝統的な金属加工の中心地として知られるバーミンガム(Birmingham)。18世紀以降、製造業が急速に発展したこの都市には、多くの銀細工工房が集まり、精巧なジュエリーや食器、装飾品を生み出してきました。
バーミンガム製の銀製品には、アンカー(錨)のホールマークが使われ、製造年や職人のイニシャルなどを並べて判別可能です。こうしたホールマーク制度の整備により、質の高さと真贋の見極めがしやすくなり、職人同士の競争が活発になった結果、芸術性あふれる作品が続出しました。
2-2. 銀職人ロバート・ソーントン(Robert Thornton)
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