自分のペースで歩くのが難しい?
自分のペースで歩く、というのは簡単なようで、とても難しいもののように思える。
自分を見つめる、ということが難しいのだと思う。
他人のできる部分を見て自信を失い、自分が出来て他人が出来ずことにイライラする。
なんともうまくいかないのだな。
他者を褒める、僻みから他者をけなす、ことは簡単にできても、自分を褒めるはなかなかうまくいかない。
そもそも、自分という存在を明確に生きているかの自信もない。
自分の意思を無視して、「あの人はそう言っていたから」「あの人がいうのなら間違いはない」と、常に他者中心で生きていた。
それはとても、無責任なことだろうという自覚はある。
そうして、自分を過剰に責める癖がある。
他人と同じことが出来なかったから自分を責める。
その時の心境は、
「嫌われたくない」「この人を傷つけたくない」「自分が正しい自信がないから、この人の意見を尊重しよう」
と、こんな感じだ。
私の人生なのに、私という自分を大切にできない人生は、とても悲しい。
そして、自分を大切に思っている人の気持ちを否定してしまうことも多い。
自分は、褒められてはいけない人間だ、という意識が高いからだ。
それなのに他人に承認欲求を求める。なんともちぐはぐな話だ。
それを気にしすぎて、自分の描いている作品さえ面白いのか、自分で判断できなくなっている。
他者の意見が絶対だと思って生きてきたから、自分の意見がわからないのだ。
それを友人に打ち明けると「自分が面白いと思えるものを書けばいいよ」と言われた。
それはその通りだ。けれど、それがどれほど難しいことか……。
私にはまだわからない。