
ヴェロキラプトル「小さめ肉食恐竜の代表格」を詳しく見てみる
恐竜といえば大きな体をしているというイメージがありますか?
現代の動物にも「体の大きなゾウ」がいれば、「体の小さなイヌ」もいます。
今回は小さな肉食恐竜の代表格 ヴェロキラプトルについてみていきましょう。

【ヴェロキラプトルの情報】
・なまえ :ヴェロキラプトル
・全長 :最大1.8メートル (大人の男性より少し大きい)
・体重 :15キログラム (3歳児と同じくらい)
・生息時期 :約8,300万 - 約7,000万年前
・生息エリア :モンゴル、中国、ロシア東部
【2足歩行は得意】
肉食恐竜のほとんどが2足歩行をします。
理由は2足歩行の方が早く走れるから。
ヴェロキラプトルも40キロで走る事ができたと言われています。
これは街の中を走る車と同じくらいの速さです。
【するどいツメ】
画像で鋭いツメが前足に付いている事が分かると思います。
この前足で獲物を捕まえていた……
という訳ではない様です。
実際に狩りで使っていたのは後ろ足のツメ。
早く走って、ジャンプして獲物に飛びかかっていたと推測されます。
【実は鳥の先祖】
実は鳥の先祖と言われている「獣脚類」に分類されます。
だから、羽毛が生えていたみたい。
羽毛が生えていたからと言って、空は飛べなかったみたいですが。
この羽毛は体の暖かさを逃さないようにしていたと考えられています。

【実は頭が良い】
脳みそが体の大きさに比べて大きいヴェロキラプトル。
賢かったのではないかと考えられています。
また、目も耳も鼻も良かったと考えられています。
これらは狩りをする時に役立てられていました。
【群れでの行動はしていない!?】
映画「ジュラシックパーク」にヴェロキラプトルは出てきます。
主人公に群れで襲ってくるシーンがあり、ハラハラさせられました。
しかし、ヴェロキラプトルは単独行動していたのではないか。
そう言われています。
ただ、確定的な根拠がなく、今後の研究で明らかになるかもしれません。
【名前の由来はすばやい泥棒】
すばやく動けることは書いた通り。
それに不名誉な「泥棒」という肩書までついています。
※ラプトルは日本語で泥棒の意味
他の恐竜の赤ちゃんを襲ったり、すばやく襲うからいつの間にかさらわれていた!そんな意味があるのかも。
【長いしっぽ】
肉食恐竜全般に見られるのが長いしっぽ。
二足歩行する時にバランスを保つ役割をしていました。
ちなみに、今の肉食動物でも急な方向転換の時はしっぽを振ってバランスをとります。
【とっても筋肉質】
たった15キログラムという体重。
3歳の赤ちゃんと同じくらいです。
そんな重さのヴェロキラプトルですが、動きは俊敏でとてもスゴイ筋肉の持ち主です。

今回は小型恐竜のヴェロキラプトルについて書いてきました。
小さいけれど、鋭い爪を持って頭も良い。
すばやく動けて筋肉質。
大型恐竜にはない怖さがあります。
色々な恐竜がいて、面白いなと感じました。

