あれからどうなった?編。
みなさま、じゅういちどめまして。
僕は山口県熊毛郡田布施町大波野という田舎で、木と漆のギャラリーをOPENしている、間 心千代(はざま ここちよ)と申します。
毎日、モノを作ったり作ったり作ったりしていますが、noteさんに掲載した作品はどーなったの?・・・ということで、今日はまず経過報告です。
左下の箸置きたちは錆(さび・・・砥の粉+水+下地漆を混ぜたもの)で目止めをした後に、拭き漆(漆を塗って、ウェスで拭き取る技法)を2回やりました。
艶が出てきましたねー。
その右隣りと上の艶の無いスプーンたちと三角形の箸置きは木地固め(漆を灯油で希釈したものを塗って、ウェスで拭き取る作業)の乾かし中(くどめまして・じゅうどめましての僕の記事に出てきます)
ヒノキの棒から作ったスプーン三本は、これから漆を刷毛で塗って塗膜を厚くしていきます。
右上の『幸せの木色いスプーン』は目止めをした後に、拭き漆を1回・・・左下の箸置きたちと比べると艶の度合いが違いますねー。
そしてお魚さんたち・・・上のお魚さんはケヤキで作っているので、木目を埋める目止め状態。
下のお魚さんはメイプルで作っているんですけど、埋める木目が無いので拭き漆(1回目)の状態です。
木の種類によって、作業と仕上がり方が変わっていきますねー。
以上・・・ご報告でした。
さてさて、上の作品たちに漆を塗るのにはそんなに時間はかかりません。
ギャラリーのOPEN前にちょちょっとやってます。
では、その後は何をしてたの?・・・となりますが、お客さまのお相手をさせていただいたり、こーんなものを作ったりしてました。
はい・・・箸置きたちです。
作業台の端っこの木切れから呼ばれましたー・・・作ってくれ~!・・・と。
リクエストにお応えして、こんこん・ほりほり。
これだけ数があれば大丈夫だね。
・・・箸置きって結構、使うんですよねー。
だけど、なかなか気に入ったものが無かったんです。
かと言って、自分で作るのも面倒くさいし、売っても高い値段を付けられないしねー・・・。
今まで、たぶん2、3個ぐらいしか作らなかったと思います。
今回、スプーンと箸置きの展覧会のお話をいただいたことで、作りは始めたのですが、意外と面白い。
小さな宇宙みたいな世界を感じる。
作りながら、使ってみたいなぁ・・・っても思ったりするし。
いい機会をいただきました。
で、ギャラリーのCLOSE後に木地固め。
今回は3種類の木材(ケヤキ、クリ、ヒノキ)を使ったんだけど、表情がそれぞれで面白い。
僕はよくケヤキを使うんだけど、ケヤキにも♪人生~いろいろ~♪あって表情様々。
人間と同じだねー。
そんなこんなで、あっとゆー間に一日が終わりましたー。
記事を公開したら、お楽しみの晩酌タイムです。
みなさまにおかれましても、ステキな夜になりますようにー。
あたたかくなぁれ 幸せになぁれ
き・うるし ぎゃらりー ここちよ
山口県熊毛郡田布施町大波野748番地4
0820-25-1870
営業時間11:00~17:00
定休日 火・水曜日