ダークスレイヤーの帰還のAI挿絵が終わっている

AI挿絵そのものを云々と言う気はない。それはまた別の問題だ。

私が言いたいのは、作風に合っていなさすぎるという事である。

例えばこの画像だが、こんなパキっとした画風がダークスレイヤーの帰還の文体に合うかどうかといえば否だ。

まあだからといってアウツというわけではないし、作者本人がそれでいいなら良いのだが、問題は作者いわく「ダークスレイヤーの帰還は本格ファンタジー」だと言っている点である。

世界観を重視する本格ファンタジーの筈なのに世界観を破壊しては元も子もない。

ダークスレイヤーの帰還の様に本格ファンタジーを名乗る作品の挿絵ならば、もっと重厚さが無ければならない。


例えばこんな感じだ。

上の二枚は私が簡単に生成したものだが、少なくともピンク髪の売春婦みたいなソシャゲ風挿絵よりは万倍マシである。

本格ファンタジーは細部にこだわらなければいけないのに、挿絵という情報の塊への気遣いが全く感じられないのは、作者がそれだけ本気ではない証左ではないだろうか?

自分の好みを作品の雰囲気に優先してしまったのだ。

それで本格がどうこうと宣わないで欲しい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?