鏑木剛太郎

長信銀、信託銀を経て大手損保に20年勤務。大手損保で役職定年となったのち半年強で資産運用会社に転職。勤務の傍ら、書籍(商業出版)を2冊上梓したほか、夜間の専門職大学院に自費で通学し修士号を取得。また独自に英語の勉強も続け、TOEIC900点超えを達成。

鏑木剛太郎

長信銀、信託銀を経て大手損保に20年勤務。大手損保で役職定年となったのち半年強で資産運用会社に転職。勤務の傍ら、書籍(商業出版)を2冊上梓したほか、夜間の専門職大学院に自費で通学し修士号を取得。また独自に英語の勉強も続け、TOEIC900点超えを達成。

最近の記事

大企業で役職定年となった直後に年収アップの好条件で転職できた秘訣とは(6)

最後に、大企業サラリーマンにおける4つの鉄則のうち、③確信が持てる転職先が見つかってから(起業する場合は起業プランが固まってから)会社に退職届を提出すること、と④一度退職届を提出したら慰留されても変心しないこと、の2つについて補足しておきたい。 これらの鉄則は、転職予定先からオファー・レターを受け取った後の話であり、言われるまでもなく当然のことのように思われるかもしれない。 しかし油断は禁物である。 私はこれまで3回転職している(現在の勤務先が4社目)が、転職の際にこれま

    • 大企業で役職定年となった直後に年収アップの好条件で転職できた秘訣とは?(5)

      次に、大企業サラリーマンの鉄則である「②すぐに転職する気がなくても、エージェントに登録して、労働市場における自分の市場価値を常に把握しておくこと」について説明する。 あなたは、ビズリーチやリクルートエージェントなどの、いわゆる転職エージェントに登録しているだろうか。「今すぐ転職するつもりはないから」、「履歴書や職務経歴書を書くのが面倒だから」といった理由で未だ登録していないのであれば、できるだけ早く登録しておくことをお勧めする。 労働市場における、あなたの現時点での市場価値

      • 大企業で役職定年となった直後に年収アップの好条件で転職できた秘訣とは(4)

        「①今の会社に勤めながら、労働市場における自分の価値を上げること」とは、好条件で転職できる実力を付けるということである。 「実力を付ける」というのは抽象的だが、現在の職場で置かれているポジションや与えられているミッションにおいて、課題を解決したり成果を上げたりすることで「仕事ができる人間」になること、そのために現在の仕事に真摯に取り組むということである。 上から評価されるために他人の手柄をあたかも自分の手柄であるかのようにアピールするのが上手い人もいる。 社内政治に長けてい

        • 大企業で役職定年となった直後に年収アップの好条件で転職できた秘訣とは?(3)

          大企業に勤めている人はほぼ全員知っているが、そうでない人には殆ど知られていない事実が1つある。 それは、「大企業における出世競争に大逆転は殆どない」という事実である。 早ければ30代半ば、遅くとも40代半ばには、同期の中で誰が出世競争で勝ち残るかは概ね決まっており、自分自身も他の社員も薄々それに気付いている。そして、同期入社組の出世頭が急逝するとか、それまで順調に出世を続けていた人が病気で長期入院を余儀なくされるといった、極めて例外的な場合を除き、逆転が生じるケースは殆どな

          大企業で役職定年となった直後に年収アップの好条件で転職できた秘訣とは?(2)

           大企業社員の生活は恵まれている。 「役員になれない大多数の社員は恵まれていないのでは?」と突っ込みたくなるかもしれないが、現実の話として、中小企業の社員に比べれば恵まれている点が多々ある。 例えば退職金や企業年金の制度。 大企業に勤めていると、有るのが当たり前のように感じてしまうかもしれないが、中小企業ではこのような制度がないケースが多い。老後の備えはiDeCo等を使って自分で積み立てていくほかなく、会社が一部拠出してくれることによるメリットは得られない。   通勤費や住居

          大企業で役職定年となった直後に年収アップの好条件で転職できた秘訣とは?(2)

          大企業で役職定年となった直後に年収アップの好条件で転職できた秘訣とは?

          「大企業」の「役員」、すなわち経営者になることは、そこに勤める社員にとって最高の報酬であると言っても過言ではない。このため、人事異動や賞与の査定など、サラリーマンにとって社内評価や金銭的対価を意味する他の指標よりも、「昇格・昇進」こそが、社員の最大の関心事となる。 この点、目立った失敗がなく、昇格年次に上司との巡り合わせが悪くなければ、(実際に部下がつくか否かは別として)「部長」の肩書を得ることはさほど非現実的な目標ではない。大企業でも同期の3分の1くらいが最終的に部長に昇格

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