月野しずく
詩集
わたしの筆名は、 月の光を仰ぎ見て ひかりが滴り落ちていく、しずく そこから、月野しずくと決めました。
【エッセイ】 妖しい色と媚薬の味がするもの まるで、成熟した恋愛関係みたい 魅惑の門をくぐってもいい? 時には不孝な門にたじろいてしまうような… 本当はすきな果物ではないけれど ザクロに触れて こころとおなかを貪り つかの間の秋に 今宵を謳歌したい! #どうかしているとしか
無理難題(クレーム)なことを言う顧客。 仕事は好きだけど、そんな日は凹む 強気で言い返すけど、帰宅すると どっと疲れが出る 誰にも甘えられる人がいないから noteにだけ甘えるね
【詩】 会えないと想う たぶん悲しい過ち 居ないと想う もっと他愛もない寂しさ ひとことで 一過性の恋だと片付けてしまえば それはすごく簡単な嘘の確信 左薬指にリングをはめていた恋人 いけない危険な愛だとわかっていたけど ひとたび 2人、砂漠の穴の中へ 堕ちていた ともすれば しがらみにひきよせられ 背中合わせにいることが 余計に愛惜してしまうのだ ふるえる涙、降りつつも 束の間の恋人と藍いさざなみの夜は 星々のように 漂いつづけてた あの人の出逢いは 不条理な
【詩】 君の存在 自分の存在 不調和に乱れ もはや 不器用だと ためらって 恋そのものを 臆するとして 赤い二重線 引いたら、 丸っきし 成就の見込みが なくなってゆく
女心 ただ、共感してほしい アドバイスはいらない 「こう◯◯した方がいいよ」もいらない 持論や正論(理詰め)をかましてこないで ありのままのわたしを受け入れて 話をただ聞いてほしいのが女心
【詩】 大人びたあの人… 背伸びしようと 幾度も 幾度も 百科事典を引いてた 全ての事柄も どんな言葉さえも 知りたくて 夢中で調べてた 思考回路が、神経中枢が カーッと燃え昇っていた 情熱的に愛し過ぎて、 結局 空回りだった 騙されて 捨てられて ボロボロに 傷ついてしまったけれど その度に舌が ヒリヒリ 感じる あの人が好物だった 超激辛の味がする キムチを 唇で噛み締めながら…
なぜこんなにも惹かれるのだろう 会えば気になる 不思議な気持ちになっていく
言葉を紡ぐ 言葉を縫う 一針一言
【詩】 さよなら、とひきつれて 愛、歓び、光というものが 星、月、希望、勇気というものも 音をたてず 消え去っていく こんにちは、とひきつれて 涙、哀しみ、闇というものが 夜、雲、不信、心痛というものも 形もなく 染み込んでいく あなたなしの その後は