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Rハウス・3rd②

(カマレズ)
女装子さん同士が互いを必要とし合う事。
愛の形の最強パターン。


普段ならカマレズさん達の間に割って入るなんて事はしない。
完成された関係において、純男は邪魔になるだけだからだ。

ただ、今日の俺は少しネガティブになっていた事もあり、あらぬ妄想に掻き立てられてしまった事は言うまでも無い。

この後、思いもよらない展開になることを、俺はまだ知らない。

外出するために、ローズの受付でキーナンバーを申告する。
ラナンに行っている間は利用時間を止めておいてくれるので、また戻ってきても残り時間を有意義に楽しめる。
良いシステムだ。

三人でラナンに向う、入口を開けると店内は割と混んでいた。

一つだけ空いてる四人がけのテーブル席に案内してもらい、チャージ代金を含めた説明を受け、それぞれ飲み物を注文する。

この時、改めて正面からマジマジと二人の姿を観察してみた。

ローズから俺と話をしていたスレンダーな女装さんは、奇抜な柄のワンピースを着ていて、胸元がはだけた露出の多い装い。
濃いめのメイクで、顔立ちは整っており、
年齢は40代といったところだろうか。

もう一人の大人しい女装さんは、ベージュのブラウスに黒のロングスカートといった地味めな装い。
メイクも薄くて、ぽっちゃりとした顔立ちは30代前半くらいの感じだった。

女装さん二人はカクテルを注文し、俺は車で来ているのでジンジャーエールを注文した。

飲み物が来るまでの時間、気になる二人の関係を聞いてみた。

スレンダーな女装さんは、女装子を調教する事を得意とするS女装さん。(S美)
ぽっちゃりな女装さんは、いたぶられることを得意とするM女装さん。(M子)

簡単に言うと、主従関係の上に成り立つスケベな行為を目的とした良い関係の御二方だった。

「あ〜そうだったんですね!なんか、ごめんなさい邪魔するみたいで…」俺
(作戦の範疇です)

「いいんですよ、こっちから誘ったんだし…なんか親切な方だったから良いかなって。」S美

「でも、お二人で楽しみにこられたんでしょ?俺はこの店でおいとましますよ」俺
(絶対に帰る気ない)

「ん〜…今日は誰か入ってもらって、いつもと違う感じでプレイしたいな〜なんて…」S美

「え…いいんですか?俺でも」俺
(白々しいですね)

「いいよね?M子」S美

「……(コクン)」M子

「わかりました、俺に何が出来るかわかりませんが御一緒させて下さい。それでは飲み物も来たので乾杯しましょうか!」俺

三人でグラスを合わせ、スケベ談義に花を咲かせた。

ここでは少し書くのを躊躇するような内容の話ばかりなので割愛するが、このS美は相当の変態のようだ。

一例だけあげると、
「有名発展公園」で、
「20人全裸で」で、
「お馬さん競争」しながら、
「上下大連結」。

どうゆう状態?

俺がそれを聞いて大笑いしていると、じゅなママが寄ってきて俺の隣に座った。

「なんか、凄い楽しそうな話してる〜」じゅなママ

「この方、凄い面白い事してるんだよ!人集めるの上手いよ」俺

「え〜教えて欲しい〜!イベントのやり方とか、お店で活かせるかも〜」じゅなママ

いつも世話になっているママにドリンクを一杯奢り、四人でしばらく話をする。

(懐かしいな…じゅなちゃん元気かな?
 次のママみつきちゃんも最近卒業されて
 さくらちゃんが次の看板ママなのかな?
 皆さん、どうぞお元気で…)

他にも色んな話を聞き、二杯目を飲み干す頃には席を待つお客さんもでてきたので会計をすることにした。

俺が支払いをしていると、S美はスタッフの方々と写真を撮っていた。
ポツンと席に座って待つM子に話しかけた。

「M子ちゃんは撮らないの?」俺

「…私は見ているのが好きだから」M子

「Twitterとかやってないの?」俺

「はい。そんなに自分に自信ないし、人に見てもらえるようなものなんてないから」M子

「そう?俺、君のこと凄く素敵だと思うよ。だから、一緒にここに来たんだもの。」俺

「……え?」M子

「君を抱きたくて一緒にきたんだ。」俺

「…そぉ、なんですね。笑」M子

そぉ、なんです。
ローズで出くわした時に、気づいてました。
M子のイヤらしい身体の曲線は、目立たない服の上からでも分かるほど立派な物でした。

これを抱かずに帰れるか!
そう思ってしまったのです…

続く…






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