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#3 最強の尿検査を利用しましょう。

 口渇甚だしく、排尿回数多きもの『消渇(しょうかち)』という病名で古く漢方で知られていた糖尿病。尿に蟻が群がったり、尿を舐めて甘みがあれば、消渇を疑ったとも言われています。中世には、尿を見て、病状だけでなく運命まで占う専門業者が居たとか。実は、歴史上、最も古くから行なわれてきた臨床検査の基本は、「尿検査」だったのです。精密検査の現代においては検尿の価値は一見下がったように見えます。

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 さて、今や国内約1300万人が抱える病、慢性腎臓病(CKD)は世界的にも増加しています。糖尿病性腎症(DKD)・急性腎障害(AKI)などの診断にも、尿検査はたいへん有効です。また先頃、ある会社の紅麹製品による健康被害が報道されましたが、腎障害を疑う症状のひとつが“泡立つ尿”だったことをご存じでしょうか。

 小学校で泥水を濾紙で濾す(こす)と下のビーカーに綺麗な水が溜まった実験に感動した思い出はおありでしょうか。単純に言うと腎臓は小さな濾紙とビーカーの球(糸球体と呼ばれています)が無数に詰まった塊と考えて下さい。濾紙が穴だらけだとビーカーに溜まる水つまり尿に、普通は出ない物質が出てきます。異常を尿検査でまずキャッチできれば、腎臓の最も大事な機能『糸球体濾過能』をチェックする一つのきっかけになります。

 糖尿病、非常に多い膀胱炎、腎臓尿管膀胱の癌、過度なダイエット、熱中症などで起こる脱水症など、様々な病気を疑う最強のツールです。

 最新の精密な検査は診断を確定することが目的です。但し先に病気を疑い、精密検査が利用されるきっかけが必要です。たとえば症状の現れていない方に対し、体中をくまなく検査して病気を見つけることは困難です。いつでも、どこでも、何度でも、繰り返し、簡単に試せる、安価である、リスクがない、不快感がないという点でも、尿検査は最強であると思われませんか。

 是非あなたの健康維持のために取り入れてみませんか。非常に奥が深い尿検査をご一緒に学びながら、お一人お一人の健康管理を行っていく『オンライン尿検査サービス』もご用意しております。お待ちしております。


2024年6月3日

当院では便秘と腸活外来、生活習慣病外来を定期的に行なっております。オンラインでの診察も可能です。お問い合わせ下さい。

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