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銀行の待合

今日は午後からの仕事ですので、午前中はいつものように銀行に行ったり母の面会に行ったりと朝から家をでています。

最近はネット銀行なるものができてそこの銀行口座をうちでも使うようになり、そこからだとインターネットを通じて振込もできますのでとても便利な世の中になりました。

銀行にいっても振込が以前の半分以下になりました。

以前は今は施設にはいってる母が銀行にいって行っていたのです。

20年くらいはしていたでしょうか

銀行の窓口でいろいろ質問されることもあります。

金額が大きかったり、口座のお金が足りなかったり。

様々なイレギュラーも時折あります。

そんな時に、一番に母に申し訳なかったなと思うんのです。

なにもわからない母に銀行の振込なんて誰でもできるんだからやってくれと強制的に母にやらせていました。

きっと20年の間には様々な事柄があったはずです。

一人で途方に暮れたこともあったでしょう。

電話が治療院にかかってきて、どうしたらいいの?と相談の電話もあったのに、自分で考えてやってくれと言い放つ事もしばしばあり、こっちは忙しいんだから振込なんて小学生でもできると電話を切った事もありました。

なんて息子だったのでしょう。

銀行の窓口で質問をされて、答えに行き詰まることというよりこんな時に母はどうやって質問を返したのだろうと考えてしまい、窓口の銀行員さんにわからなかったら、急がないでいいですよと

たしなめられました。

きっと母もこうして言われたに違いないと思うと、窓口で立ち尽くしてしまい、銀行員さんにどうされましたか??と聞かれてしまいました。

わからなかったとは言え、バカな息子でした。

当時の母の年齢は60歳代から70歳代

新しいことを覚えられる年齢を超えてきています。

それなのに、強要してしまったのは浅はかな事でした。

70歳を半ばにもなり、引退ということになって、母は自分の頑張りが足りないんだと思い、もっと勉強して努力すると僕に言ってきたのをもういいから、と言って切ってしまったことも認知がひどくなった一因だろうと思っているのです。

環境を急に変えたりしてはいけなかったのです。

少しづつフェードアウトするべきでした。

後悔することばかりです。


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