今日も母の所に面会にいくと、なんだ、またあんたかい!
うん、そのまたあんただよ~!
そういうと、少し笑いながら、車いすを自分で動かそうとするんですが、なかなか前に進みません。
まあ、こんな憎まれ口も言えるのも、具合が悪くなったりすると言えなくなるものです。言えるだけいいのです。
そう思える境地に達するまでは時間がかかりました。
最初はもうしばらくこないかなと思ったものです。
それが認知の症状なんだよって言われわかったとしてもやはり、親子というのはそういう事で割り切れないものです。
もう二度とこないでいいから!
そんなことも言われながらも、じっと我慢する事が必要なわけです。
我慢に我慢を重ね、そうするといつしかこれでいいんだと思える境地がやってくる。
そういうものなんだなと、しみじみと思うものです。
今日はいつも買っていくプリンが甘すぎるというので、コーヒーゼリーを買いました。
そうすると苦いねー。こんな苦いのはダメだよ、甘さがない。
そんな事を言ってくるんですね。もう文句をただただ言いたいのです。
それでいいのだとこれも思うようになるのも、人間辛抱が肝心だなと思うのです。
人は人との間で、成長するものです。
特に、メンタル的なものは一人ではなかなか成長できないのです。
以前僧侶の勉強をしているときに、教えていただいた、先生は言っていました。
人は一番魂を成長させるものは、ゆるすという事。
どんなに言われても、どんなひどいことをされても、ゆるす心があなたの魂を成長させるんですよと。
そう考えると、今年の2月に骨折してからというもの、ここまで病院や施設入所でどれだけ怒りを抑えてきたことでしょう。
そう考えると、成長できたのかなと思うのです。
明日は土曜日。また連続になるので母になにか言われるかもしれません。
でも、また言ってくれるかなと思うようになるものなのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?