龍観音様
今日も母の所に行ってきました。実家を引き払う事になり、今までおいてあったものをすべて整理しています。
ほとんどが廃棄なのですが。
中でも龍観音様という、龍の上に乗られた観音様像が実家にはありました。
気が付いたころにはありましたので、父だと思いますが、どうやって手に入れたのか、どういう経路で手に入ったのかはわかりません。
もともと仏像にはそれほど興味があったと思えませんが、なにか来る運命にあったのだろうと思います。
おそらくは僕が中学生、高校生のころでしょうか。
ですので、40年前くらいには家に存在していたことになります。
父の死後は母の元にありましたが、母もご存じの様に施設入所になりましたので、僕のところに来ることになりました。
僕もいろいろな人に見ていただいたり、ご利益があればと思い、待合室に置くことにしてみなさんの目に触れるところにあったほうが良いと思い待合室に鎮座することになりました。
この龍観音様は、調べると慈悲と開運があると書かれていまして、その上悪運を転じて福となすとあります。患者さんが、病で苦しまれている方が、災いを転じて福となるようにと願いを込めています。
同じものが、真言宗の円泉寺にもまつられたり、神社では秩父今宮神社にもまつられており、お参りにいらっしゃる方もおおくいらっしゃると思います。
秩父今宮神社では、下記のように書かれています。
救いを求める相手によって様々な姿に変えて、大慈悲と智慧で人々の苦しみを取り除き、さらに幸運をもたらすという観音様です。古来より、観音菩薩が『富貴吉祥』のシンボルである龍神に乗り人々を救いに来るお姿の事を龍神観音と呼び、愛情・財産・出世の運を呼び込み開運に導いてくれるといわれています。威厳あふれる様で、忍び寄る悪災をことごとく追い抜うとして神仏の化身として崇められ、厄除け、開運の力をもっています。観音様が龍神に乗り、水瓶から無尽蔵に水を湧き出させて、流れる水が人々の煩悩を洗い流し、人々に希望と御利益をもたらします。波が生み出したそのお姿は後光に包まれ慈愛に満ちた美しい御尊顔優雅にたなびく天衣、これこそ全ての人々を万能の知恵と慈悲で救う龍神観音なのです。悪運を断(辰)ち開運を招く龍神と、あらゆる願いを叶えてくださるとされる観音様の霊力が一体となり絶大な守護開運力を持っています。