転院の話
母の面会で、10月23日にグループホームに移ることを説明しました。
そうすると、思った通りになんで?なんで移る必要があるの?
そう聞きます。
今いるところは、老健施設といって半年の間しかいれない施設なんだよ。なので出ないといけないんだよ。
それでだいたい次に行く施設が決まったからさ。
え?ウソいうんじゃない!一緒のテーブルになった人は、もう2年いるとか、1年いるとか言ってるよ。私をだましている人がいるっていうのかい?
いやいや、そうじゃない。特別な理由がある人がいることはあるんだよ。
実際に、医療保険を使っている老健施設は半年という規則はあるにはあります。
ただここを読む人にはわかるでしょうが、抜け道というのはどこの業界でもどんな業でもあるものです。
一日仮退院と称した退院をして、一日だけどこかに宿泊するんです。
そうすると、次の日にはまた入院してそこから半年。
これを繰り返すと、原則的には永遠にいることもできます。
しかも、僕の知ってる施設では書類上では退院した形にして再入院をしてる事をやってるところもあります。
そこの人は必要悪なんて言葉を使っていました。
そんな語句があるのかどうかわかりませんが。
僕は基本的には、正しい事を正しくしたいのです。ですので、必要悪という事を言う人に文句をいうつもりはないですが、自分はきっとやらないと思うのです。
国が決めたことになんで従わないといけなんだい?まずは現場じゃないか!動けないとか理由がある人で同じ施設にいたい人はそれでいいじゃない?
いや、そういうわけにはいかないんだ。半年で動かないと・・・
ほら、だからあんたは子供のころから優等生だっていうんだよ。誰の顔色をうかがうんだ!?
ほんとに見なきゃいけない人は入院してる当人だよ。あんたは国を見てる。制度を見てるだけだよ。
え?
実際にこんな事を言われたことはなかったのです。国の制度は確かに、制度でしかない。ほんとに見なきゃいけないのは入院している人たちです。その人を置き去りにして話をしていたのは確かです。
あんたの言う事は聞くよ、でもさ、あんたも少し考えを改めた方がいい。
今日は認知っぽいところがなく、終始正しい事を言っていると感じた日でした。