十四才・わたしの怪しく妖しい衝動
これまでに経験したことも無い、からだの奥底から突き上げて来るような、どこかしら仄暗く、怪しく妖しい、その「衝動」を、わたしが初めて自覚したのは、十三才くらいのころだったろうか。。
「それ」は、誰とも共有できないような、大変に「個的なもの」で、わたしが生来から抱えている「集団に対する嫌悪」と、どこかしら似ているようにも、感じられた。
そのうえ「それ」は、意識するたびに、「どくん。」という音がして、からだのなかをぐるぐると駆け巡るような、そんな感覚を、わたしにもたらすの