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失敗、後悔

「私たちは何度でも、
 歩きなおすことができるのです」
 シスター日吉子さん
  (映画: きみの色)

「見えない傷が、私のたましい彩る」
 道 宇多田ヒカルさん


僕自身生きていく上で
できるだけ失敗しないように、
後悔しないように、
と選択をしてきたように思います。

ただ、
振り返った時
自分をより
自分らしくしていたのは、

うまくいったことよりも

失敗や後悔、
手に入らなかったもの、
手が届かなかったこと
達だったように感じます。

これまでの失敗・後悔を
なくすことができたら、
それは果たして
僕なのでしょうか。。

日本には金継ぎという伝統工芸があり

割れてしまった陶磁器を、
漆を用いて修復し、

傷がその陶磁器唯一の味わいや、
これまでを物語る景色として
現れています。

これは、
僕たちに重なる部分も
あるのではないかなと感じています。

苦しむこと自体がいいものであるとは
思いませんが、
それらの傷が「私たちらしさ」
となり、

自分の人生という物語を
創っていく上で大切な
ものとなってくるのではないかと
感じています。

そしてどんなときでも
ひとりではありません。

一緒に
何度でも歩きなおしていけたら
嬉しいです

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