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win-winの関係

50代半ばの頃授業参観の後の学級懇談会の場である保護者から

「分からない子どもに先生が教えるのではなく自分の子どもに教えるように言ったそうですが、どういうことですか?」

と問われたことがありました。

私は保護者からこのようなことを言われ手抜きしていると思われたのではないかと少し戸惑いましたが、

「大人が教えるとこの位分かるだろうとかこんなことも分からないのかという偏見があるけど子ども同士教え合うとお互いの気持ちが分かって理解しやすいから子どもにお願いした。」

「教師一人で同時にたくさんの子どもの個別指導が難しいので優秀な子どもにも厳しい子どもの指導をお願いしている。」

「クラス全体で助け合いの精神が芽生えて学級の和ができる。」
というような返答をしました。

その保護者はあまり納得していないようでしたが、今だったら下記の「ラーニングピラミッドにおける学習法とその学習定着率」を話せば理解してもらえると思います。

ラーニングピラミッドにおける学習法とその学習定着率を掲示します。
1.講義        ( 5%)
2.読書        (10%)
3.視聴覚       (20%)
4.デモンストレーション(30%)
5.グループ討論    (50%)
6.自ら体験する    (75%)
7.他の人に教える   (90%)

一般的に話を聞いたり本を読んだりしても5~10%の学習定着率が他人に教えることで90%の定着率にもなります。

このことから教える方も教えられる方もwin-winの関係になります。

そして学級全体の学力の底上げにもなり学級の雰囲気も良くなります。

これは文部科学省が進める新たな教育の理論モデルでもあります。

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