桑田佳祐の血肉となった秘蔵レコード22選
桑田佳祐の血肉となった、秘蔵レコード22選
2017年雑誌「Pen」より
桑田佳祐
「自分の血肉は？と言われたらやっぱりこういったレコードですね。僕のガソリンはこれで十分満タンです（笑）」
洋楽
『平和の祈りをこめて』
ザ・プラスティック・オノ・バンド
1969年のライブ盤。「エリック・クラプトン、ジョン・レノンらが飛行機の中で打ち合わせしてリハーサルなしで演ったライブ」（桑田）
『ラム』
ポール・マッカートニー＆リンダ・マッカートニー
「ビートルズは解散後にリリースされた各々のソロ作品が自分にとっての同時代体験。特にポールの『ラム』は確実に1000回以上聴いています。もし音楽稼業に就いていなかったとしても聴き続けていたと思う、青春時代のほろ苦い挫折を救ってくれた一枚です。先日ポールの武道館公演を観ました。彼が『彼氏になりたい』を歌う姿に、ビートルズの武道館公演の頃の思い出がよみがえって・・・・もうボロ泣きでした（笑）」(桑田)
『オールディーズ』
ザ・ビートルズ
1966年リリース。唯一のコンピレーション盤。「昔から実家にあった。長い間、日本独自の企画盤だと思い込んでいた（笑）」桑田）
『コンサート・フォー・バングラデシュ』
ジョージ・ハリスン＆フレンズ
1971年のジョージ主催のチャリティコンサート。豪華ゲスト陣が参加。「僕が初めてボブ・ディランの歌を聴いたアルバム」（桑田）
『アイム・ザ・ワン』
ロバータ・フラック
『偉大なる復活』
ボブ・ディラン／ザ・バンド
『ウエイティング・フォー・コロンブス』
リトル・フィート
『バビロン・バイ・バス』
ボブ・マーリー＆ザ・ウェイラーズ
「ボブ・マーリーのレゲエは、ロックがもっていなかった”よたり”具合に惹かれました。」(桑田)
『ザ・ナイロン・カーテン』
ビリー・ジョエル
『ザ・ベスト・オブ・ロバータ・フラック』
ロバータ・フラック
デビュー当時からのナンバーを収め、1981年にリリースされたベスト・アルバム。ヒット曲「愛は面影の中に」「やさしく歌って」収録。
↓ジャケットは桑田佳祐持参のアルバム。音源は別のベストアルバムです。
『ハーヴェスト』
ニール・ヤング
『E.C.ワズ・ヒア』
エリック・クラプトン
『カラフル・クリーム』
クリーム
『つづれおり』
キャロル・キング
『ザ・スライダー』
T・レックス
『終わりなき夏』
ザ・ビーチ・ボーイズ
邦楽
『歌は生きている/ 美空ひばりゴールデン・ヒット・アルバム』
美空ひばり
1965年のベスト盤。桑田もカバーした『車屋さん』収録。「ボブ・マーリーに匹敵する泥くささとバンドのとがった演奏が迫力」（桑田）
「僕と同世代の人はひばりさん好きが多いみたいですね。昔はそれほどハマっていなかったんだけど、後年、ハワイでこのアルバムを見つけて聴いたら恐ろしくカッコよくて。すごい女性歌手といえば、僕の中ではひばりさんがいて、次がユーミン、中島みゆき。ぜひ聴いてほしい。」(桑田)
『スター・ベスト・ヒット・エッセンス』
内山田洋とクール・ファイブ
1979年のベスト盤。『長崎は今日も雨だった』収録。「これは最近買い足したレコード。デビュー時からずっと聴いてました」（桑田）
↓ジャケットは桑田佳祐持参のアルバム。音源は別のベストアルバムです。
『いしだあゆみベスト・アルバム』
いしだあゆみ
1973年のベスト盤。『ブルー・ライト・ヨコハマ』収録。「せつない可愛らしさがいい。作家と歌手の関係性にも惹かれました」（桑田）
↓ジャケットは桑田佳祐持参のアルバム。音源は別のベストアルバムです。
『加山雄三ベスト40』
加山雄三
1976年の2枚組ベスト盤。『君といつまでも』収録。「ずっと憧れの人。この頃のバンドが日本人の身の丈で奏でる演奏は秀逸」（桑田）
『MAKI～浅川マキの世界』
浅川マキ
1970年リリースのファーストアルバム。曲間に浅川マキのインタビューを収録。新宿『蠍座』における実況録音部分の構成は寺山修司。
「浅川マキさんはここ10年ほどよく聴いていて自分のラジオ番組でも流しています」(桑田)
『九ちゃんの唄 第2集』
坂本九
1964年リリース。『上を向いて歩こう』収録。「加山さん以前は九ちゃんになりたかった。永六輔さん、中村八大さんは天才」（桑田）
↓ジャケットは桑田佳祐持参のアルバム。音源は別のベストアルバムです。
<2025.03.01記>