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完全自己満美容医療日記

 災難に見舞われた後遺症で、ぐったりして週末は終わった。美容クリニックの予約を入れていたので、それだけ行く。2日前までにキャンセルしないと、キャンセル料がかかってしまうというのもあり。

 肝斑(かんぱん)にも毛穴にも効くという高周波治療を受ける。洗顔をし、小さなブースで自分で麻酔クリームを塗るようにいわれる。薄く塗り込んで行くが、自分で麻酔クリームを塗るのは初めてゆえ、このやり方でいいのか若干心配なので、ボタンを押して看護師さんを呼ぶ。看護師さんが顔の5カ所ほどにクリームの塊を乗せ、それを広げるようにして塗ってくれる。顔中、見事に真っ白で『千と千尋の神隠し』のカオナシみたいになる。その状態でしばらく待つ。クリームを洗い流してから、いざ施術へ。顔を洗うときにクリームが口の中に入ったせいか、舌が少ししびれた。

 10月に同じような治療を受けた際は、解決したい悩みを決めて、それに合わせたモードで機械を当ててもらった。しかし、今回使う機械は、パーツごとに切り替えが可能だという。私は鼻には毛穴モード、頬には肝斑モードで施術してもらうことにした。後は看護師のお姉さんにお任せ。看護師さんによると、だんだんと麻酔が切れて来るので、痛みが増すらしい。ひえ~。

 機械を使って顔に針みたいなものを打ち込んで行くが、パチンパチンと音がして、なかなかに痛い。麻酔クリームなしで施術を受けたという人の話を読んだことがあるが、麻酔ありでも痛いのだから、麻酔なしではたまったものではなかろう。そして、看護師さんの言う通り、後半になるに従って痛みは増した。だが、私にとってはそれなりの値段がする施術なので、最大限の効果をあげたい。ケチンボゆえ、こぶしを握り痛みをこらえ、あと何ショットで終わるかいちいち確認しながら、時間内で打てるだけ打ってもらった。

 施術後、肌の再生を促進するために、幹細胞上清液の美容液の購入を勧められる。今回、幹細胞上清液の塗布をオプションでつけていたのだが、自宅で使える美容液も成分は同じとか。それならオプションをつけないで、美容液の購入にすればよかったなあと思う。美容液のお値段はそれなりなので、即日の購入は見送る。

 10月は同じ種類の治療を違う機械で受けたけれど、今回の施術の効果はどうだろうか。なあんていっても、毛穴の開きの改善も、頬に広がる肝斑の改善も、毎日自分の顔を見ている自分しか気づかない、完全な自己満足の世界なんだが。肌のコンディションがよくなったからと言って、容姿が商売道具ではないから、仕事が増えてお給料が上がったりする訳でもない。それでも肌のお悩みが少しでも解決すると気分が上がるから、これからも無理のない範囲で美容クリニックに課金してしまいそうな私である。

 

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